
メンタルケア
心の健康を保つための生活習慣
2025.5.20
ストレスって何?
新年度が始まり、約1ヶ月半が過ぎました。職場での新しい環境に慣れてきたという方も多いのではないでしょうか。「五月病」という言葉があるように、精神的なストレスが現れやすくなるのが、この時期です。ゴールデンウイークを過ぎた辺りから、身体がだるい、何となくやる気が起きない、気分が優れない、というような症状が現れやすくなります。
普段、私たちが何気なく使っている「ストレス」という言葉。そもそもストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)に対して、心や身体が緊張状態に陥ることで、心身に生じるさまざまな反応のことをストレス反応と言います。
ストレス反応には、“心理面”、“身体面”、“行動面”と、大きく3つに分けられます。心理面のストレス反応は、イライラ、不安、気分の落ち込み、興味・関心の低下などが代表的です。
身体面のストレス反応には、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などが挙げられます。行動面のストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、重大な事故に直結する手前の出来事など、症状はさまざまです。

自分のストレスサインを知る方法
ストレスは、早めに対応すること重要です。ストレスが起こす“心身の不調サイン”は、人それぞれ異なりますが、自分にとってのサインを見逃さないようにすることが大切です。心と身体に、下記のような症状は現れていませんか?
【ストレスサインをチェック!】
<心のサイン>
・理由もなく不安な気持ちになる
・気持ちが落ち着かない
・気持ちが沈みやすい
・やる気が起きない
・すぐにイライラしてしまう
・些細なことでも怒ってしまう
<身体のサイン>
・身体の疲れがとれない
・お腹が痛くなる
・下痢や軟便が続いている
・胸がドキドキする
・食欲が湧かない
・寝つきが悪い、眠れない
※上記は、ストレスで起きやすい代表的な症状の一例です

ストレスと上手に付き合う生活習慣とは
私たちが過ごしていく上で、残念ながらストレスを完全に避けることはできません。ストレスと上手に付き合う意識が大切です。心と身体を健康に保つために、まずは毎日の生活習慣を見直してみましょう。
【ストレスと上手に付き合うコツ】
・質の良い、十分な睡眠をとる
・1日3食、バランスの取れた食事する
・適度な運動を行う
・長時間労働をしない
・趣味など夢中になれることを持つ
・自己肯定感を高める
・自分なりのリフレッシュ方法を見つける
・完璧を求めすぎず、失敗の中から良かったことや成功点を見つける癖をつける
困った時や辛い時に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。誰かに話すことによって、自分の中で解決策が見つかることもあるので、ストレスは一人で抱えないことが大切です。心や身体の不調が続く時は、早めに専門医に相談してください。
【参考URL】
<こころの耳 厚生労働省>
https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh001/
<こころもメンテしよう 厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/index.html
<健康ステーション 東京都保険医療局>
https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kokoro/tamotsu.html
<福島県立医科大学 医学部疫学講座>
https://www.fmu.ac.jp/home/epi/recom/recom01.html
<飯田橋 ウエルネス クリニック>
https://i-wellness.clinic/19-chiyodaku-seishinka-panicshougai-taijinkyoufushou.html
