メンテナンス
春に起こりやすい体調不良、季節の変わり目にご用心!
2021.3.30
春先に体調不良を起こしやすい理由とは…
「三寒四温」という言葉通り、春は寒暖差が激しい気候が特徴です。寒暖差によって、風邪をひいたり、疲れやだるさを感じやすくなるだけでなく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変が、自律神経の働きを乱すことにより、体調を崩しやすくなると言われています。
また、春の強い風が吹き始め、スギやヒノキの花粉、PM2.5など、人体に刺激を与えるアレルゲンが飛散することで、咳や鼻水、目のかゆみなど、花粉症の症状や炎症湿疹などの肌荒れを起こしやすくなります。さらに、環境の変化や新しい人との出会いが増える新年度に向けての不安や緊張、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れやすくなってしまいます。
自律神経のバランスが乱れているのかも!?
そもそも自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温など、私たちの身体の状態を一定に保つ働きをしている神経です。自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、日中や活動している時に働くのが「交感神経」。夜間やリラックスしている際に働くのが「副交感神経」です。「交感神経」と「副交感神経」が、交互に入れ替わってバランスをとりながら、私たちの身体の働きを調整してくれているのです。
この「交感神経」と「副交感神経」の切り替えが上手くいかなくなる(自律神経のバランスが乱れる)と、心身に支障をきたしてしまいます。全身のだるさ、動悸、めまい、不眠、頭痛、肩こり、手足のしびれ、胃の痛みや胸やけを感じる「神経性胃炎」、腹痛を伴う下痢や便秘が起こる「過敏性腸症候群」など、その症状は人によってさまざまです。
春の体調不良、予防&対策!
自律神経のバランスを整えるためには、毎日の生活習慣が重要です。免疫力アップや健康管理にも欠かせない「バランスの取れた食事」、「良質な睡眠」、「適度な運動」は、もちろん必須。その他にオススメなのが、首を温めること。首を温めることで全身の血流が良くなって、肩こりや冷えが改善されるため、リラックス効果大。首を温めることは「副交感神経」の活性化につながります。電子レンジでホットタオルを作ったり、市販の温熱シートなどを活用すると手軽に温められます。
また、暖かくなってくると、浴槽に浸からずシャワーだけで済ませてしまう方も多いはず…。
バスタブにゆっくり浸かることで「副交感神経」が優位になり、心身ともにリラックスすることができます。ぬるめのお湯(36度~40度程度)のお湯にゆっくり浸かるのがオススメです。バスタブに好きな香りのアロマエッセンスを混ぜて入浴すれば、リラックス効果がさらに高まります。自律神経のバランスを整える生活を心掛けて、体調を崩しやすい季節の変わり目を乗り切りましょう!