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気温が低く、空気が乾燥しているこの季節、喉が痛い、イガイガする、咳が出るなど、喉に違和感があるという方、多いのではないでしょうか？ 風邪をひいたわけでもないのに、喉に不調を感じるのは、気温や湿度の低下により、鼻や喉の粘膜の抵抗力が落ちているからかもしれません。

喉が潤っている状態の時は、喉の粘膜が外敵の侵入をブロックしてくれますが、喉が乾燥してしまうと、粘膜の抵抗力が低下してしまいます。喉の粘膜の抵抗力が低下すると、冷たい空気の刺激に敏感に反応し、咳が出たり、体内に吸い込んだ空気中の異物を排出できず、細菌やウイルスが喉に付着し、炎症を起こしやすくなってしまうのです。

喉の痛みを予防するには、室内の乾燥対策が重要です。加湿器を活用したり、濡れたタオルや洗濯物を室内に干す、霧吹きで水を空気に含ませるなど、空気の乾燥を防ぐのが効果的。洗濯物を部屋干しすると、湿度が10％～20％高くなると言われています。

また、観葉植物を置くのもおすすめです。植物の葉には、新鮮な酸素を作り出すだけでなく、根から吸い上げた水を、水蒸気として空気中に出す働きがあるからです。マスクも喉の乾燥対策に有効です。マスクを装着すると、自分の息がこもり、マスク内の湿度が高くなります。湿った空気を吸うことで、喉や鼻の乾燥を予防することが出来ます。

朝、起きたら喉がカラカラに乾燥していたという経験がある方も、多いと思います。日頃から口呼吸をしないように意識すること、就寝前と起床時に、コップ一杯の水か白湯を飲むことを習慣にするのも、喉の乾燥対策におすすめです。

喉が乾燥して痛い時は、刺激の強い香辛料やアルコールなどの摂取は控え、栄養バランスの良い食事を心掛けるようにしましょう。レンコンや大根、生姜やネギ、ハーブティーや緑茶、ハチミツなど、喉の炎症を抑える効果、保湿＆保温効果、喉の殺菌や抗菌を促す効果が期待できる食材や飲み物がおすすめです。

ただし、喉の痛さの原因は、乾燥だけとは限りません。長時間のおしゃべりやカラオケなどによる喉の酷使、タバコや香辛料などによる喉の刺激、ウイルスや細菌感染、声帯ポリープや咽頭がんなど…。喉の痛みの原因は、乾燥以外にも考えられます。喉の痛みがひどい場合や違和感がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしてください。

【参考URL】
＜横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック＞
https://www.kamimutsukawa.com/blog2/kokyuuki/2307/
＜みやざきクリニック＞
https://miyazakicl.net/ear-nose-throat/47/
＜同友会グループ＞
https://www.do-yukai.com/walk/038.html
＜ドラッグ セイムス＞
https://www.seims.co.jp/column/22120301/