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秋が旬の食材で、夏の疲れを癒す!
2023.9.8
秋の味覚で夏の疲れ&秋バテを改善!
真夏の猛暑もようやく落ち着き、秋の気配を感じるようになりました。過ごしやすい季節になったのに、何となく身体がだるい、食欲がでない、疲れを感じるなど…。夏の疲れが残り、身体の不調を感じている方も多いのではないでしょうか。
また、この季節は朝晩の寒暖差が激しい時期。日中は、残暑を感じるような暑さでも、朝晩はぐっと冷え込むことが多くなります。身体が気候の変化についていけず、体調が優れない「秋バテ」が起きやすくなります。
夏の疲れや秋バテの回復には、まずはしっかりと食べて体力をつけることが肝心。身体に必要な栄養を十分に摂り、夏の疲れをリセットすることが大切です。食欲の秋と言われるように、秋は野菜や果物をはじめ、たくさんの食材が旬を迎えます。旬の食材は、美味しく栄養が豊富なだけでなく、その季節の不調改善に嬉しい働きがたくさん詰まっています。毎日の食卓に旬の食材を摂り入れて、夏の疲れや秋バテを改善しましょう。
秋鯖で夏の疲労を回復
秋に旬を迎える代表的な食材には、さつま芋、かぼちゃ、ジャガイモ、レンコン、ゴボウなどの野菜や、松茸、シイタケなどのきのこ類、葡萄や梨、柿や栗などの果物などがあります。海の幸も豊富で、秋と言えば秋刀魚をイメージされる方も多いはず。
秋刀魚には、動脈硬化や生活習慣病予防に役立つEPAやDHAが豊富に含まれ、タンパク質やビタミンB12、カルシウム、鉄分など、栄養バランスにも優れています。胃腸の働きを高める効果があると言われ、食欲不振や消化不良の改善におすすめです。
また、秋刀魚が秋を代表する魚として、あまりにも有名で見過ごされがちですが、夏の疲れや秋バテの改善におすすめなのが秋鯖(あきさば)です。9月~10月ぐらいに獲れる鯖を、秋鯖と呼び、脂がのった秋鯖は秋刀魚と同じように、EPAやDHAが豊富に含まれています。血行促進効果があり、胃の調子も整える働きがあるため食欲不振の回復にも効果的です。
旬の食材に香味野菜をプラス!
秋に旬を迎える果物で、夏の疲れ改善におすすめなのが葡萄です。体内に吸収しやすいブドウ糖が主成分のため疲労回復に最適。また、疲労回復作用のあるクエン酸やリンゴ酸が豊富に含まれる梨も、秋に積極的に摂りたい果物です。
旬の食材以外にも、生姜やニンニク、長ネギなどの香味野菜は、食欲不振の改善に役立ちます。生姜は、胃腸の機能を高める働きや、生姜の香りが胃酸の分泌を促してくれるので食欲アップに繋がります。細かくみじん切りにしたり、すりおろしたりすることで、より香りがたちやすくなり、お料理にも使いやすくなります。ニンニクは、血行を促進する働き、長ネギは、食欲不振や胃腸の不調の改善におすすめです。旬の食材と香味野菜を組み合わせることで、相乗効果が期待できます。旬の食材を楽しみながら、夏の疲れを改善して健やかな秋を迎えましょう!
【参考URL】
<全国健康保険協会>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h25/20130827001/
<e-ヘルスネット 厚生労働省>
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-021.html
<JA福島厚生連>
https://ja-fkosei.or.jp/advice/detail.html?advice=14