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秋の食欲不振、夏の疲れが原因かも!?
2024.9.10
秋の食欲不振の原因
朝晩は涼しい日も増え、少しずつ過ごしやすい季節になってきました。ようやく暑さがやわらいだのに、「何となく身体がだるくて、食欲がない」という方、多いのではないでしょうか? 秋の食欲不振は、夏の疲れが原因かもしれません。最近は「秋バテ」などと呼ばれ、夏の不調を回復しないまま、秋を迎えることで起こりやすい症状です。
季節の変わり目であるこの時期は、朝晩の気温差が激しく、梅雨前線や台風などの影響によって気圧も変化しやすく、自律神経が乱れやすくなります。ただでさえ、体調不良を起こしやすい環境なのに、夏の疲れが蓄積されていると、さらに不調が増してしまうことに…。特に、夏の間に冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎていると、「内蔵冷え」を起こしている可能性が大! 内臓が冷えた状態で秋を迎えたことで、食欲不振を起こしていることが考えられます。
秋バテ対策のポイントとは
秋バテを防ぐには、夏の疲れをリセットして、元気で健康な身体を取り戻すことが大切です。
そのためには、まずは規則正しい生活を心掛けましょう。栄養バランスのとれた食生活、早寝早起きで十分な睡眠、適度な運動を行うなど、健康的な生活を過ごすことで自律神経のバランスが整いやすくなります。
また、気温差が激しい時期なので、カーディガンやジャケットなど、寒くなったらすぐに羽織れる物を持ち歩き、身体を冷やさないように意識しましょう。身体が冷えると、秋バテを起こしやすくなってしまいます。その他にも、秋バテの予防におすすめなのが、全身を温めることが出来る入浴です。就寝の1時間半~2時間前程度に、38度程度の少しぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、血行や代謝が良くなり体温アップに繋がります。副交感神経が優位になるため、睡眠の質も高まります。
食欲不振改善におすすめの食材
栄養バランスのとれた食生活を心掛けても、食欲がわかず食事があまり喉を通らなければ意味がありません。食材をすりおろしたり、スープにするなど調理方法を工夫して、栄養のある食材を積極的に摂り入れましょう。秋バテにおすすめの食材は、胃腸を整えたり、疲労回復に効果がある、さつま芋や山芋、カブや椎茸など、秋が旬の食材です。
秋の味覚の代表格とも言えるさつま芋や、スタミナ食としても知られる山芋は、胃腸を整え、疲労回復効果があると言われています。山芋はすりおろして、さつま芋はポタージュスープなどにすると食べやすくなります。
また、カブは消化を助ける働きがあると言われ、弱った胃腸のサポートに最適です。漢方では、身体に潤いを与える働きや咳を止める働きがあるとしても知られています。秋が旬の椎茸も、疲労回復効果あり、和食の出汁としていろいろな料理に摂り入れることも出来るので、食欲不振改善におすすめの食材です。
今のうちに夏の疲れをリセットして、食欲、芸術、スポーツの秋を満喫しましょう! 栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活を心掛けても、食欲不振が改善されないという場合は、早めに医師に相談するようにしてください。
【参考URL】
<kracie クラシエ株式会社>
https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=5060
<アルプス電気健康保険組合>
https://www.alpskenpo.or.jp/news/2023/info230907_01.html
<兼松ウェルネス株式会社>
https://kwn.kanematsu.co.jp/column/detail.php?id=27
<ツムラ 株式会社ツムラ>
https://www.tsumura.co.jp/brand/kampo-communication/kampo-blog/018.html