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今年も残すところあとわずか…。クリスマスや忘年会など食事会が続いて、お腹の調子が崩れぎみという方も多いのではないでしょうか？ お腹の調子を整えるには、腸内環境を改善することが大切です。

腸内環境とは、腸内に生息する細菌によって左右される、腸の内部環境のこと。私たちの腸管、主に大腸には、約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌（腸内フローラ）が生息しています。腸内細菌は、身体にプラスの働きをもたらす「善玉菌」、増え過ぎると身体に悪影響を与える「悪玉菌」、そのどちらでもない中間的な「日和見菌」と、大きく３種類に分類されます。

3つの菌は、互いに密接な関係を保ちながら、複雑にバランスを取り、腸内環境を良い状態にキープしています。「悪玉菌」は不必要だと思われがちですが、「悪玉菌」も健康維持に欠かせない役割を果たしており、「善玉菌」だけにすれば良いということではありません。あくまでもバランスが大切で、腸内細菌のベストの状態は「善玉菌2：日和見菌７：悪玉菌１」の割合だと言われています。

腸内環境は、私たちの身体に大きな影響を与えます。例えば、腸内細菌のバランスが崩れてしまうと、腹痛を起こしたり、便秘や下痢などになってしまうことも…。健康な毎日を過ごすためには、腸内環境を整えることが重要。

腸内環境を整えるメリットとして、真っ先に挙げられるのが「免疫力」が高まることです。外部から体内に潜入してくるウイルスや細菌から、身体を守ってくれる役割がある「免疫」。腸には、身体の免疫細胞の約70％が集まっていると言われ、「腸管免疫」と呼ばれています。そのため、“腸内環境を整えること”＝“身体の免疫力アップ”に繋がるという訳です。その他にも、腸内環境が整っていると、さまざまなメリットがあります。

【腸内環境を整えるメリット】
・免疫力アップ効果
・血液サラサラ効果
・美肌効果
・肥満防止効果
・排出促進効果
・ストレスケア効果
・消化吸収力アップ効果
・成人病予防効果
・代謝アップ効果

腸内環境を整えるには、毎日の食生活の見直しが大切です。ヨーグルト、発酵食品、チーズ、海藻、野菜、大豆、果物など、腸内環境を整えやすい食材を意識して摂り入れるように、日頃から心掛けましょう。また、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動も効果的です。ヨガにも、腸内環境を整えるためにオススメのポーズがいくつかあります。三日月のポーズや胎児のポーズが代表的です。

【三日月のポーズ】
① 両膝を腰幅に開いた四つ這いから、右足を両手の前に、左膝は少し後ろに引き、足の甲をねかせる。
② 右足の太ももに両手を置き、息を吸って上体を持ち上げ、両手を腰にそえる。
③ 息を吐きながら、腰を落とす。この際、右膝は足首の真上、顎を軽く引き上げる。
④ 息を吸いながら、両手を上げ、息を吐いて肩の力を抜き、胸を開くように意識する。
3～5回深呼吸を行い、ポーズをキープ。

腸内環境が乱れやすくなりがちな年末年始。身体が疲れていると感じる時は、腸からのSOSサインかもしれません…。無理をせずに、ゆっくりと休息を取るように心掛けてください。身体の不調が続く場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

【参考URL】
＜厚生労働省e-ヘルスネット＞
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html
＜国立長寿医療研究センター＞
https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/20.html
＜日本予防医学学会　健康づくり かわら版＞
https://www.jpm1960.org/kawara/10/202402-Intestinal-bacteria-contributing-to-health.html
＜生活習慣ケアコラム　大正製薬株式会社＞
https://brand.taisho.co.jp/contents/livita/558/
＜毎朝爽快への道　森永乳業株式会社＞
https://www.morinagamilk.co.jp/products/brand/maiasa_soukai/column/food/
＜カラダのお悩みコラム　クラシエ株式会社＞
https://www.kracie.co.jp/ph/coccoapo/magazine/31.html
＜保険の基礎知識 太陽生命保険株式会社＞
https://www.taiyo-seimei.co.jp/net_lineup/colum/basic/033.html
＜SOELU　 SOELU株式会社＞
https://soelu.com/articles/?p=2155#3