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メンテナンス

やる気が出ない一日のスタートにとっておきの2ステップ〈ヤル気スイッチ!アキレス腱〉

ヨガの可能性、ヨガのチカラ。

2019.11.22

やる気が出ない一日のスタートにとっておきの2ステップ〈ヤル気スイッチ!アキレス腱〉

日に日に昼間の長さが短くなり、寒さも本格的になってきました。
世界では、日照時間が少ない地域でメンタルヘルスに問題を抱える人が多いといいます。
日本も秋から冬にかけて、「どうにも元気が出ない」という人が多くなりますね。
朝も布団からなかなか出られない…なんて日があるのではないでしょうか。
そんな時は、ある部分を伸ばして身体の“やる気スイッチ”をオンにすることが有効です。
そして布団から出た後は、身体を一気に温める呼吸法でエンジンをスタートさせましょう。
欝々した気分を一掃してくれる朝の習慣にしてみてください。

<○○を伸ばしてやる気スイッチをON!>

まだ寝ていたいな、布団から出たくないな、そう思ったらまずは伸びをしましょう。

1.仰向けで両手を組んで頭の向こう側へバンザイするように伸ばして左右の手指を組む
2.両足を伸ばして、力いっぱいかかとを押し出す
3.腰から上下に身長を数センチ伸ばすつもりで伸びをする

ポイントはやる気スイッチ「アキレス腱」です。
アキレス腱がしっかり伸びると陰気な気分が吹き飛びやる気が湧いてきます。
ぜひ寝起きに試してみてください。

<呼吸法でエンジンスタート!>

体を起こしたら、眠い目を無理に開けずにまず座りましょう。

1. 両手をバンザイするように真っすぐ上に伸ばし口から息を吸う
2.次に手でゲンコツを作り腕を振り下ろし脇をしめて思い切り息を吐きます
3.これを20回連続で行い1セット目とします
4.2セット目以降は、吸う息も「鼻から」行い、余裕があれば2~3セット行います

ポイントはお腹の力を使って「強く息を吐く」ことです。 
(※1秒に1回程のリズムで)
寒い朝もあっという間に体の内側からポカポカと温まり、胃腸の働きもアップします。
また脳に効率的に酸素が送られることで、もやもやとしていた思考がすっきりします。

東洋医学でいう“腎”は、身体を温めるために活動する臓器。寒くなる季節、どうしても疲弊しがちな臓器です。
その腎に関連するツボの一つ「太渓(たいけい)」は内くるぶしのアキレス腱寄りに位置しています。その他にもアキレス腱周辺には腎に関連するツボが集中しています。またアキレス腱が縮んだ状態では、背中も丸くなり呼吸が浅くなりがちです。ですから、朝起きたら、まずはアキレス腱をしっかりと伸ばすこと。腎臓は意思決定にも大きく関連する臓器ですから、腎臓が元気な時ほどやる気に満ちています。
冬になり、なぜかやる気が起きない、元気が出ない、よくわからないけれど恐怖や不安が消えないなどは腎臓の疲れからきているかもしれません。ネガティブな感情に負けない一日を過ごすために、どうぞ疲れた腎臓を養生してあげてください。

山内 やよい 氏
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科(精神生理学専攻)卒業。2000年アメリカでヨガに出会う。自身の経験から、2006年に当時まだ少なかった子連れヨガクラスを立ち上げる。月間200名を超える生徒と関わりながら、講演、啓蒙活動を行う。その後、都内フィットネスクラブ運営に関わる中、”健康弱者への運動支援” およびヨガの可能性への意識が高まる。大学院進学後の2012年、カナダカルガリー大学へ留学。海外におけるヨガの効果検証研究を参考に、日本国内初の乳がんサバイバーを対象としたヨガの臨床試験を行う。博士学位取得後、大学の正規科目としてヨガを伝えながら、スポーツ科学の知見に基づいたオリジナルのメソッドを開発、対象者に合わせたプログラムを展開している。身体に対してはもちろん、心への効果についてさらなるヨガの可能性を研究するため、毎年渡印し研鑽を続けている。
博士(スポーツ科学)
早稲田大学クローバルエデュケーションセンター/ 杏林大学保健学部講師

・乳がんサバイバー向けヨガプログラム
・前立腺がんサバイバー向けヨガプログラム
・オリンピック代表アスリートのコンディショニングプログラム
・高齢者介護予防講習
・企業向けウェルネス講習(三鷹市、港区、世田谷区)
・都内病院医療者向けストレス対処ヨガプログラム
・大学アスリート向けリカバリーヨガプログラム
・Jリーグトップチームリカバリーヨガプログラム etc.
              
健康運動指導士 / 介護予防運動指導員
国際総合生活ヨガ(沖ヨガ)指導員
RYT200

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