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メンテナンス

生活習慣を改善して自律神経を整える!

2025.4.10

自律神経の役割について

「季節の変わり目は、自律神経が乱れやすい」「自律神経のバランスを整えることが大切」など、私たちがよく耳にする「自律神経」という言葉。日常的に使われていますが、実は、「自律神経」がどのようなもので、どんな働きをしているのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか?

「自律神経」とは、体内のさまざまな機能を自動的に調整する神経系の一部のこと。主に、「交感神経」と「副交感神経」の2種類に分けられます。日中や活動時に優位になるのが「交感神経」、夜間やリラックスしている時に優位になるのが「副交感神経」です。「交感神経」と「副交感神経」が、上手にバランスを取り合って作用することにより、内臓の働きや呼吸、血液循環、消化、代謝や体温調整など、さまざまな役割を果たしているのです。

自律神経が乱れているサインとは?

「自律神経」のバランスが乱れてしまうと、疲れが取れにくくなったり、だるさが続いたり、眠れなくなるなどの症状や、頭痛、動悸、めまい、のぼせ、冷え、下痢、便秘などが起こりやすくなります。また、精神的にも情緒不安定になりやすく、イライラしたり、不安感を感じやすくなります。下記の症状が、多く当てはまる場合は、自律神経が乱れているサインかもしれません。

□頭痛がする、頭が重いと感じる
□肩がコリやすい
□めまいがする
□全身にだるさを感じる
□朝、目覚めた時に疲れを感じる
□夜、ぐっすりと眠れない
□わけもなく不安になってしまう
□些細なことでイライラしてしまう
□下痢や便秘になりやすい
□胸を圧迫されているような息苦しさを感じる
□集中力が続かない

自律神経を整える生活習慣

自律神経を整えるには、“規則正しい生活リズム”で過ごすことが大切です。“生活リズム”を作るために、まずは、朝、起きたらカーテンを開け、朝日を浴びることを習慣にしましょう。朝、日差しを浴びることで、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が活性化し、体内時計を正常に働かせて、自律神経を整えてくれます。身体だけでなく、心を整える効果もあるので、ストレス改善にもおすすめです。

また、朝食を摂ると、体温が上昇したり、腸を刺激して、自律神経が整いやすくなります。身体を目覚めさせて、“生活リズム”を整える効果もあるので、毎朝、しっかりと朝食を食べるように心掛けましょう。バランスのとれた食事、適度な運動、質の良い睡眠は、自律神経を整えるために必要不可欠。ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの適度な運動は、自律神経を整えるだけでなく、リフレッシュ効果もあるので、ストレスが解消され、質の良い睡眠にも繋がるため、意識して身体を動かすことが大切です。

新年度がスタートし、職場でも新しいメンバーが加わったり、環境が変わったりと、自律神経が乱れやすい季節です。毎日の生活習慣を見直して、健康的な毎日を目指しましょう!

【参考URL】
<厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000057153.pdf
<自律神経を整えよう 新潟県庁>
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/uonuma_kenkou/1356756732281.html
<くすりと健康の情報局 第一三共ヘルスケア株式会社>
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves-04/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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