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現代でも起きている“栄養失調”とは!?
2026.5.20
「新型栄養失調」とは?
日本で多くの方が「栄養失調」だったのは、第二次大戦中や戦後まもなくのこと。現代は、飽食の時代とも呼ばれ、食品ロスが大きな社会問題になっています。しかし、近年、「新型栄養失調」が問題となっているのをご存じでしょうか?
「新型栄養失調」とは、摂取しているエネルギー量は十分に足りているにも関わらず、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、身体に必要な栄養素が不足している状態のこと。これまでの「栄養失調」は、食料不足や経済的な理由によって、食事を満足に食べられないことが原因でしたが、「新型栄養失調」は“偏った食事”が原因で引き起こされるのが特徴です。
「新型栄養失調」が増加している背景には、私たちの生活スタイルの変化が大きく関係しています。「新型栄養失調」の原因のひとつに、共働きや核家族の家庭が増え、外食やコンビニ食、加工食品を利用する機会が多くなり、糖質や脂質に偏ったバランスの悪い食生活が挙げられます。また、ダイエット志向の高まりにより、食事量を極端に減らすことで、栄養バランスが崩れてしまうケースも少なくありません。一見、健康そうに見える方でも、身体の内側では栄養不足が進行している場合が多いので要注意です。

「新型栄養失調」の症状とは
「新型栄養失調」の症状は、日常生活において“何となく不調”として現れます。例えば、疲れやすい、怠さが抜けない、集中力が続かないなど、慢性的な疲労感が代表的なサインです。また、偏った食事によってタンパク質が不足し、筋肉量が減少してしまい、体力が低下するなどの症状も現れます。
その他にも、ビタミンやミネラルが不足することで、肌荒れや口内炎、貧血、免疫力の低下に繋がりやすくなり、風邪をひきやすくなることも…。これらの症状は、加齢による変化や、ストレスのせいと見過ごされがちですが、実は、栄養バランスの乱れが原因であることが多いので注意が必要です。下記の症状に心当たりがないか、チェックしてみてください。
【新型栄養失調の代表的な症状】
・体重の減少
・筋力の低下
・集中力の低下
・怠さや疲れを感じる
・身体の冷えを感じる
・風邪をひきやすくなった
・髪のパサつき、抜け毛
・肌荒れや肌の乾燥
・貧血や立ちくらみ

「新型栄養失調」を防ぐ食事法
「新型栄養失調」を防ぐためには、“バランスの良い食事”が重要です。主食・主菜・副菜を意識して、さまざまな食材を組み合わせた食事を心掛けましょう。主菜では、肉、魚、卵、大豆製品を取り入れ、良質なタンパク質を補給。副菜では、野菜や海藻、きのこ類を摂取し、ビタミン、ミネラル、食物繊維を補います。また、乳製品や果物を適度に取り入れることで、栄養の幅が広がります。主食・主菜・副菜を意識して、一日三食を規則正しく摂ることが大切です。
とは言え、頭では分かっていても、忙しい現代人が“バランスの良い食事”を毎日続けるのは難しいもの…。仕事や家事が忙しく、外食やコンビニ食で済ませる場合は、ゆで卵やサラダ、豆腐などを追加するだけでも、栄養バランスが大幅に改善されます。また、よく噛んで食べることや適度な運動を行うことで、消化吸収や筋肉維持のサポートが期待できます。小さな積み重ねが「新型栄養失調」の予防に繋がるので、毎日の生活習慣を見直してみてください。
【参考URL】
<新潟薬科大学>
https://www.nupals.ac.jp/ssc/wp-content/uploads/yakkadaikenkoudayori_2019.12.pdf
<医療法人 澄心会 豊橋ハートセンター>
https://www.heart-center.or.jp/rehabnow/3951/
<山梨県厚生連>
https://www.y-koseiren.jp/column/topic/4761
<アリナミン製薬(株)>
https://alinamin.jp/tired/malnutrition.html
<オムロンヘルスケア(株)>
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/171.html
<dヘルスケア (株)NTTドコモ>
https://health.docomo.ne.jp/column/health/0972







