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元気の秘訣は、朝にあった!? 毎朝5分の健康習慣

2021.4.20

太陽の光を浴びて、体内時計を整える!

「春眠暁を覚えず」という諺があるように、春は、やたらと眠くなります。これは、身体が冬から春への切り替えを上手に行えず、副交感神経が過剰に働いているため。副交感神経が優位になると、身体は休息モードに向かい、眠気を起こしやすくなってしまうのです。
交感神経と副交感神経のリズムが乱れているなぁと感じたら、体内時計を整えるように意識することが大切です。まずは、規則正しい生活を心掛けましょう。

また、朝、しっかりと太陽の光を浴びることも重要です。朝日を浴びることで、夜になると睡眠を促すホルモン「メラトニン」が分泌され、しっかりと眠れるようになります。「メラトニン」分泌のリズムが狂うと、身体が朝なのか夜なのか認識できなくなり、体内時計が狂ってしまいます。朝、ゆっくりと眠れるようにと遮光カーテンで太陽の光を遮ってしまうと、体内時計が乱れやすくなってしまうので要注意です!

起床したら、すぐに“うがい”をする!

朝起きて、口の中がネバネバしたり、口臭が気になることはありませんか? これは、就寝中は、唾液がほとんど分泌されないため、口内の殺菌が増殖してしまうことが原因で、誰にでも起こりうることです。口内には、100種とも200種ともいわれる細菌が存在しており、一説によると、朝、起きた時の口内細菌の数は、30倍ほどとも言われています。

もし、そのまま朝食を食べたら、おびただしい数の細菌を身体に取り入れてしまうことに…。健康な身体づくりのためにも、起床したら、すぐに、水かぬるめのお湯で“うがい”をすることを習慣にしましょう。風邪や口臭の予防となるだけでなく、歯周病菌や歯垢もとれやすくなるため、歯周病予防にも効果的です。

毎朝、鏡を覗いて舌をチェック!

東洋医学では、「舌診(ぜっしん)」と言い、舌を診て、健康状態を判断する診断があります。粘膜で覆われ、血管が集まる舌は、血液や体液の状態が反映されやすいため、体調や内臓の様子を映す鏡とも言われています。

舌の状態は、色や形、厚みや舌苔(ぜったい)などで確認します。舌苔とは、食べかすや口内の殺菌が、舌に堆積したもの。健康な舌は、ピンク色で白く薄い舌苔があります。舌苔が、びっしりと分厚く、黄色っぽい色をしていたら要注意。黄色い舌苔は、食べすぎや胃炎のサインです。胃に熱がこもっている可能性があるので、胃を少し休ませるようにしましょう。

また、舌の色が、紫色の場合は、血行不良の可能性があります。身体を冷やさないように注意し、入浴やツボ押し、身体を温める食材を摂り入れるなど、全身の巡りを整える生活を心掛けましょう。毎朝、舌の状態を確認することで、体調の変化に気づきやすくなるため、朝の“うがい”の際に、舌のチェックを行うことも、ぜひ、朝の習慣に取り入れてください!

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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