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白湯を飲んで健康に! 美肌やダイエットにも効果的

2021.8.20

白湯のパワーとは

健康や美容に対する意識が高い方を中心に数年前から注目されはじめ、今では多くの人が健康法として取り入れるようになった「白湯」。伝統医学である“アーユルヴェーダ”でも、「火・風・水の3要素を含むバランスの取れた飲みもの」として位置づけているほど、白湯のパワーは古くから知られています。

白湯が身体にもたらす代表的な効果には、消化力のアップ、血流のアップ、代謝力のアップ、免疫力のアップ、内臓の働きの向上などが挙げられます。消化力が高まることで、腸内環境が整ってお通じの改善、血流が改善されることで肩こりや腰痛の改善、代謝力が高まることで冷えやむくみの改善、免疫力が高まることで風邪や病気になりにくい身体に…。

健康面だけでなく、もちろん美肌にも効果的です。血流が良くなるとデトックス効果も高まるので、体内の老廃物が排出されやすくなり、肌のターンオーバーが整い、肌トラブルの解消につながります。白湯を飲むことで、胃腸が温められると緊張がほぐれて、身体がホッとゆるみます。気持ちも落ちついてリラックスできるので、メンタルケアの効果も期待できると思います。

おいしい白湯の作り方

白湯の作り方には、水道水を使うor天然水を使う、ヤカンや鍋の蓋をするor蓋をしない、沸騰後どのぐらい火にかけるかなど、いろいろな作り方があります。今回は、自宅で手軽にできる、おいしい白湯の作り方をご紹介します。

① ヤカンか鍋に必要な分の水を注ぎ、火にかける
② 沸騰したら、中火~中強火まで火を弱める
③ 15分沸騰させ続けたら、火を止める
④ 保温ポットなどに移し、好みの温度で飲みます

身体に浸透しやすいと言われる温度は、55度~58度ぐらいですが、身体を温める効果が欲しいという方は、熱めで飲んでもOK。1日の摂取量は、体格や運動量などにもよりますが、マグカップ3~5杯(1リットル未満)を目安にしてください。

飲むタイミングは、起床時や朝食前がおすすめ。寝起きに白湯を飲むと消化器が刺激され、食前に飲むと胃腸が刺激されて、活動開始のスイッチが入りやすくなります。朝以降は、時間を決めて飲んだり、喉の渇きを感じた時に飲んだり、お好きなタイミングで構いません。

ただし、1時間以上の間隔をあけるようにしましょう。胃に負担がかかってしまうので、1回の量は、180mlまでを目安にしてください。また、食後の30分は、胃の消化液を薄めてしまうので、白湯を飲むのを控えるようにしましょう。

白湯の簡単アレンジ術!

白湯が飲みにくいという方や、毎日飲んで飽きてしまったという方におすすめなのが、白湯に相性の良い素材を加える「アレンジ白湯」。白湯+レモン、白湯+生姜、白湯+シナモン、白湯+はちみつなど、白湯を長く飲み続けるためのアレンジレシピをご紹介します。

【白湯+レモン】
コップ1杯(約180ml)の白湯に、スライスレモンなら1~2枚、レモン果汁なら5~8滴程度を加えます。レモンには、疲労回復を促すクエン酸や美肌に欠かせないビタミンCが豊富に含まれているので、美容と健康に効果的。ただし、レモンは胃腸への刺激が強いので、胃腸が弱い方は量を加減してください。

【白湯+生姜】
白湯(約180ml)と、皮がついた状態で薄くスライスした生の生姜を5~6枚をポットに入れます。生姜の成分をしみこませるために、5~10分程度蒸らします。急いでいる場合は、すりおろした生姜やチューブ式の生姜でも代用できます。生姜には身体を温めてくれる働きや、胃腸の働きを助ける効果もあるので、夏バテや夏の冷え性改善にもおすすめです。

【白湯+シナモン】
大きめのコップに、シナモンスティックを1本入れる。そこに、沸騰してから、15分程度煮立てたお湯(約180ml)を注ぐ。飲みやすい温度に下がったら出来上がり。シナモンは、漢方では「桂皮(けいひ)」と呼ばれ、鎮痛薬や肩こりを和らげる薬として知られています。身体を温める効果や、利尿作用、抗菌作用にも優れ、デトックス効果も期待できます。

【白湯+はちみつ】
コップ1杯(約180ml)の白湯に、小さじ1杯のはちみつを加えて溶かします。はちみつは、ビタミンやミネラル、アミノ酸や葉酸、カルシウムなど、豊富な栄養素を含むスーパーフード。喉の痛みの改善や、免疫力を高める働きも期待できるので、風邪予防にも効果的。レモンのスライスを加えて「はちみつレモン白湯」としても楽しめます。

白湯の健康法は、毎日、コツコツと続けることが大切です。忙しく過ごす日々の中、白湯を飲む時間を、自分の身体と向き合う時間にしてみては如何でしょうか。きっと、身体のちょっとした変化に気づきやすくなるはずです。まだまだ暑さが厳しいこの時期、白湯のパワーで残暑を乗り切りましょう!

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廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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