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5月の紫外線対策は必須! うっかり日焼けにご用心

2021.5.20

紫外線の基礎知識

ついつい手を抜いてしまいがちな、この季節の紫外線対策。紫外線の量は、真夏のピークに向けて、この時期から徐々に増え始めているので、実は、今の紫外線こそ注意が必要。誰もが知っている紫外線という言葉ですが、目に見えないのでよく分からないという方も多いはず…。

そもそも紫外線とは、太陽光線の一種。波長の長さによって、紫外線・可視光線・赤外線と分類されています。目に見える紫色から赤色までの範囲の光線のことを可視光線。目に見えない不可視光線のうち、可視光線の紫よりさらに短い波長の光線を紫外線、赤より長い光線を赤外線と分けられています。

紫外線の種類について

紫外線は、波長の長いほうから、紫外線A波(UV-A)、紫外線B波(UV-B)、紫外線C波(UV-C)と3種類に分類されます。このうち紫外線C波は、オゾン層で吸収され地表に到着しません。私たちが普段浴びる紫外線は、紫外線A波と紫外線B波の2種類です。

紫外線A波と紫外線B波では、皮膚への到達度や肌に与えるダメージに違いがあります。紫外線A波には、肌を黒くする作用があり、日焼けサロンなどで使われています。エネルギーは紫外線B波より弱いのですが、波長が長いため、雲やガラスなどを通過し、ゆっくりと皮膚の奥深く真皮まで届いて、シワやたるみなど肌の老化を引き起こす原因に。

紫外線B波は、主に表皮に強く作用して、炎症、シミ、ソバカスの原因に繋がります。海や山、スキー場など、強い日焼けで皮膚が赤くなったり、ヒリヒリするのは紫外線B波によるものです。日頃の生活の中で浴びる量は、紫外線A波より少ないのですが、エネルギーが強く、肌に大きな影響を及ぼします。

紫外線対策について

外出をする際は、しっかりと紫外線対策するけど、普段の生活では、怠ってしまいがちという方も多いのでは…。朝のごみ捨てや、ベランダで洗濯物などを干す際、近所のスーパーに出かけるなど、日常生活においても紫外線対策は必須です。しっかり日焼け止めを塗る、UVカットの帽子をかぶる、手袋をつける、サングラスをかけるなど、徹底したケアを心掛けましょう。

日焼け止めを選ぶ際、目安にして欲しいのがSPFとPAの数値です。SPFとは、紫外線B波をどの程度防止できるかという目安の指数。何も塗らないで日差しを浴びた時に赤くなるまでにどのくらい時間がかかったかに対し、日焼け止めを塗った場合に、その時間が何倍引き伸ばせるかを表したのがSPF値です。SPFが高くなるほど、肌への負担もかかるので、シーンに分けて使い分けることがオススメです。

日常生活ならSPF20以下、リゾートなどではSPF30~50を目安にするのが良いと思います。PAは、紫外線A波を防ぐ効果の程度を表す指数。UV-Aを照射して、2~4時間後に皮膚が黒化を起こしたかどうかで判定します。PA+、PA++、PA+++、PA++++と4段階に分類されています。SPFと同じく、肌への負担を考えると、日常の生活ならPA+、PA++程度を目安にするのがオススメです。

毎日の食事で紫外線対策!

身体の内側からの紫外線対策も大切です。紫外線を浴びると、体内に活性酸素と呼ばれる物質が発生します。活性酸素には、細胞を酸化させる作用があり、私たちの身体に害を与えます。この酸化を食い止めてくれるのが抗酸化物質。毎日の食事に、抗酸化作用のある食材をとるように心掛けるのがおすすめです。

抗酸化作用のある代表的な食材は、ビタミンCが多く含まれるレモン、ピーマン、ブロッコリー、キウイ、ビタミンEが含まれるホウレン草、大豆、カボチャなど。その他にも、緑黄色野菜などに含まれるβカロテンやトマトなどに含まれるリコピンも効果的な食材です。紫外線が強くなり始めるこの時期から、身体の内と外の両方からのアプローチで、しっかりと紫外線対策を行いましょう!

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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