ライフスタイル
寝苦しい夜を快適に!真夏の快眠対策
2021.8.10
夏の夜の寝苦しさの原因は?
暑さでなかなか眠れない、寝苦しくて目が覚めてしまうなど、熱帯夜が続き睡眠不足に悩まれている方も多いはず。夏の寝苦しさの原因は、大きく2つ挙げられます。一つ目は、気温と湿度が高い夜が多いこと。二つ目は、体温調整が上手にできなくなることです。
私たち人間は、体内の温度(深部温度)を下げることで、睡眠に入っていきます。気温が高い夏場は、体内の熱を放出しづらくなり、体温が下がりにくくなってしまいます。このため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くて目覚めてしまうなど、睡眠トラブルが起きてしまうのです。
エアコンを上手に活用する方法
快適な睡眠をとるには、室温のコントロールが重要です。真夏の睡眠は、室温と体温調整が、ぐっすりと眠るカギ。エアコンを上手に活用して、眠りやすい環境を整えましょう。眠りはじめは、体温を下げるために汗をかくので、室温を少し低めに設定しておくのがおすすめ。布団に入る1時間前ぐらいから、冷房を25度~26度に設定し、寝室をしっかり冷やしておくのが寝付きやすくするためのポイントです。
就寝時には、エアコンの温度を26度~29度ぐらいに変更し、2~3時間で切れるようにタイマーを設定しましょう。一晩中エアコンを使う際は、身体に風が直接あたらないように注意して、低すぎない温度で適温を保つのが大切です。除湿機能が付いたエアコンを使用している場合は、設定温度を28度以上に設定し、除湿運転で湿度設定を50~60%に下げましょう。(※1)湿度を下げることで、体温を冷やしすぎずに体感温度が下がり、眠りやすい環境になります。
(※1)参考URL
ダイキン工業(株)HP https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory/sultry-night/
夏におすすめ5つの快眠対策
寝室の温度調整のほかに、夏の睡眠の質をアップさせる快眠対策を5つご紹介します。
- お風呂は眠る1時間前までに!
入浴直後は深部体温が高いため、そのまま布団に入っても、なかなか寝付けません。睡眠の質を高めるために、就寝の1時間前までには入浴をすませておきましょう。心地良い眠りにつくには、深部体温を下げることが重要です。深部体温をスムーズに下げる方法として、一度、深部体温を上げるのが効果的。シャワーで済ませてしまいがちな夏場ですが、浴槽にぬるめのお湯(38度~40度)をはり、20分程度ゆっくりと浸かるのがおすすめです。
- リビングの照明は控えめに
眠る前の時間は、睡眠の質に大きな影響を与えます。例えば、就寝前にリビングで過ごす際、照明の明るさは控えるようにしましょう。明るすぎる部屋では、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を妨げてしまいます。リラックス効果も期待できる、オレンジ色の電球色などがおすすめです。
- 夕方以降はカフェインレスの飲み物に
カフェインが入っている飲み物は、睡眠を妨げる要因に…。睡眠の質を高めるために夕方以降は、水や白湯、麦茶やルイボスティーなどのカフェインレスな飲み物にするのがおすすめです。また、就寝直前に冷たいものを摂りすぎると、深部体温の調整を妨げてしまう可能性があるので、できるだけ常温の飲み物をとるようにしましょう。
- ひんやり寝具を上手に活用する
寝具を工夫することも、寝苦しさを解消する大きなポイントです。夏の寝具には、通気性が高く、熱を逃しやすい接触冷感素材の寝具を選ぶのがおすすめです。接触冷感素材の寝具というと、ツルツルとしたものをイメージされると思いますが、最近は、タオル地のような柔らかな手触りのものも増えています。選択肢の幅も増えているので、上手に活用して、快適な睡眠環境をつくりましょう。
- 部屋着からパジャマに着替える
おやすみモードに気持ちを切り替えるためにも、部屋着のままで眠らず、パジャマに着替える習慣をつけましょう。夏場のパジャマには、麻の素材がおすすめです。麻は、吸水性と熱伝導率が高いため、汗を素早く吸収し、熱を発散するメリットがあります。通気性が良く、肌に密着しづらいので、寝苦しい夏のパジャマ素材にピッタリです。
残暑が厳しく、まだまだ寝苦しい夜が続きそうです…。夏の疲れが出やすい時期でもありますので、エアコンを上手に活用し、睡眠環境を整えて、睡眠の質をアップさせましょう!
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