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疲れた胃腸を調えて、食欲の秋を満喫!

2022.9.9

秋は胃腸の不調が多い!?

夜風が涼しくなりはじめ、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。秋と言えば、“食欲の秋”。松茸や秋刀魚、梨や葡萄、栗やさつま芋など、秋の味覚が店頭に並び、食べる楽しみが広がる季節です。

しかし、夏から秋への季節の変わり目は、夏の疲れが出て体調を崩しやすい時期。そこに、旬の美味しい食材を食べ過ぎてしまうため、胃腸の不調を招きやすくなります。“食欲の秋”を満喫するためにも、胃腸を労わった生活を心掛けることが大切です。

胃腸についての基礎知識!

胃腸の働きは、主に消化吸収と排泄です。食べた物を消化して、栄養素を吸収する働きと、排泄によって身体に溜まった老廃物を体外に出す、生命活動を維持するうえで欠かせない働きを担っています。

胃腸が不調を起こしてしまうと、便秘や下痢、肌トラブルや口臭などの原因に…。また、腸内環境が乱れると、免疫力が低下してしまい、健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。胃腸の不調の原因は、食べ過ぎや飲みすぎ、偏った食事、早食いなどの食事習慣以外に、ストレスなど精神的な影響を受けやすいという特徴があります。

胃腸が疲れやすいこの時期は、よく噛んで消化を促すこと、胃腸を冷やさないことを、特に注意しましょう。また、腸内環境を整える食材、きのこ類などを積極的に摂り入れるのがおすすめです。

胃腸を調える生活習慣とは

胃腸を調えるには、まずは食事の内容、食事の摂り方など、毎日の食事習慣を見直すことが大切です。胃と腸は、1本に繋がった消化管なので、胃の調子が悪いと、腸にも悪影響が出てしまいます。脂っこい物や、冷たい物、辛い物など刺激物は出来るだけ控え、消化の良い胃腸に優しい食材を摂るように心掛けましょう。消化の良い食材の代表として、豆腐や白身の魚、大根や玉ねぎ、牛乳やヨーグルト、バナナやリンゴなどが挙げられます。

脂肪の多い牛肉や豚肉、天ぷらなどの揚げ物は、消化されるのに4時間間前後かかると言われ、胃腸に負担がかかる料理です。胃腸をケアするには、肉類は脂肪の少ないものを選び、揚げ物は控えめにするのがおすすめ。また、よく噛んで食べることも胃腸を調えるのに効果的です。食材は、よく噛むことで細かくなり、唾液と混ざり合って消化されやすくなります。よく噛むことにより、視床下部からホルモンが分泌され、食欲を抑制する働きがあるため、食べ過ぎ防止にも繋がります。

また、胃腸を健康に保つには、生活習慣を見直すことも重要です。胃腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。不規則な生活、寝不足、ストレス、運動不足などによって、自律神経が乱れてしまうと、胃腸のトラブルが起きやすくなるので要注意。毎日の食事習慣と生活習慣を見直し、疲れた胃腸を整えて、“食欲の秋”を満喫しましょう!

【参考URL】
<全国健康保険協会>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h26/260901/
<e-ヘルスネット 厚生労働省>
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-10-002.html

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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