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“夏バテ”ならぬ“秋バテ”を乗り切る方法

2022.9.20

“秋バテ”って、どんな症状?

残暑もやわらぎ、ようやく涼しい季節になってきました。待ち遠しかった過ごしやすい時期ですが、「何となく身体がだるい」「食欲がない」「頭が重い」など、身体の不調を感じることはありませんか? こんな症状に心当たりのある方は、もしかすると「秋バテ」かもしれません。

夏の暑さによって、自律神経の変調を起こして体調を崩す「夏バテ」に対し、寒暖差によって自立神経が変調を起こし、体調を崩すのが「秋バテ」です。「秋バテ」の代表的な症状には、身体のだるさ、食欲不振、頭痛や肩コリ、めまいや立ちくらみ、寝つきの悪さや起きられないなどが挙げられます。

“秋バテ”の原因とは…

秋は、日によって気温差が激しく、一日の中でも朝夕で気温が大きく変化します。また、秋雨前線が停滞し、台風も多く発生する時期のため、気圧の変化が激しいのも、この季節の特徴。気温や気圧の急激な変化によって、自律神経のバランスが崩れやすくなり、身体の不調を起こしやすくなってしまうのです。

「夏バテ」は、暑さによる自律神経の乱れが原因ですが、「秋バテ」は、温度差による自律神経の乱れが原因で起きると考えられています。その他にも、夏場の習慣から、冷たい物を摂りすぎたり、エアコンの温度を下げ過ぎたり、身体を冷やす生活を続けてしまうことで、自律神経が乱れて、「秋バテ」を引き起こしてしまうことも…。「秋バテ」の予防&改善には、自律神経のバランスを整えることが必要不可欠と言えます。

“秋バテ”の予防&改善にはコレ!

「秋バテ」の予防と改善には、規則正しい生活を心掛けることが肝心です。特に大切なのが、バランスの良い食事を1日3食、しっかりと摂ること。食欲がない時も、少量でも良いので食べるように心掛け、食事を抜かないことが大切です。冷たい食べ物はできるだけ避け、温かい物を摂るように意識しましょう。

冷房対策も、秋バテ予防に欠かせません。冷房の効きすぎた部屋に長時間いると、頭痛や肩コリなどの体調不良を起こしやすくなります。ひざ掛けを使用したり、上着を羽織るなどの工夫をして、冷気から身体を守るようにしましょう。

温度差による自律神経の乱れ対策には、入浴がおすすめです。少しぬるめのお湯(37度~39度程度)にゆっくりと浸かることで、副交感神経が優位になるため、眠りやすくなり、睡眠の質も高まります。冷房で冷えてしまった身体を温めるためにも、シャワーで済ませず、ゆっくりと浴槽に浸かるようにしましょう。

また、適度な運動も自律神経の乱れを整えるのに効果的です。毎日、20分~30分程度のウォーキングや有酸素運動を行うことで、発汗機能が高まり、血行が促進され、自律神経が整いやすくなります。運動することにより、ストレス解消や食欲増進効果も期待できて、一石二鳥。早めの「秋バテ」対策を行い、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋を満喫しましょう!

【参考URL】
<奈良県医師会>
https://nara.med.or.jp/for_residents/5793/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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