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メンテナンス

秋の乾燥肌、身体の内と外の対策が肝心!

2022.10.10

乾燥肌になる原因は?

空気が乾燥するこの時期は、肌荒れや肌トラブルが起こりやすい季節。特に、乾燥肌に悩む方が急増します。湿度が低下することで、皮膚が乾燥しやすくなってしまい、普段は、あまり肌トラブルを起こさない方でも、肌表面がカサついたり、白い粉を吹いてしまうことも…。

肌にとって理想的な気温は25度前後、湿度は60%~65%と言われていますが、10月の気温は20度以下の日が増え、湿度も60%を下回る日が増えていきます。気温と湿度の低下によって、肌のバリア機能も低下しやすくなってしまいます。そのため、肌の潤いを保つ力や外からの刺激を防御する力が弱まり、乾燥肌になりやすくなってしまうのです。

身体の内側からのケアとは…

乾燥肌対策と言うと、念入りな保湿ケアをイメージされると思いますが、身体の内側からのアプローチを一緒に行うことで、予防&改善効果がさらに期待できます。

例えば、身体を内側から温めること。冷たい物を摂りすぎてしまうと、身体が冷えてしまい、血流が滞って、乾燥の原因に繋がります。乾燥肌対策には、生姜湯やハーブティーなどの温かい飲み物を飲むのがおすすめです。温かい飲み物でも、コーヒーや緑茶などは、亜鉛の吸収を阻害するタンニンが多く含まれます。亜鉛が不足してしまうと、肌の新陳代謝が悪くなるため、肌の乾燥を進めてしまう恐れがあるので、飲みすぎには注意が必要です。

また、乾燥肌の改善には、肌のターンオーバーが正常に行われることが大切。ターンオーバーの正常化には、バランスの良い食事を心掛けることが効果的です。レバーや豚肉など、ビタミンB2やB6を含む食材は、ターンオーバーを正常に保つ働きがあるので、積極的に摂り入れるようにしましょう。なかでも、亜鉛が豊富に含まれる牡蠣は、ビタミンやミネラルも多く含まれ、乾燥肌対策に理想的な食材です。

普段より丁寧なスキンケアが大切

肌を乾燥から守るには、保湿効果の高い化粧水や乳液、クリームなどで丁寧にスキンケアを行うことが重要です。ただ、肌の奥まで浸透させようとして、強くパッティングをしたり、ゴジゴシと肌に馴染ませるのはNG。

肌が敏感になっている季節なので、摩擦によるダメージを与えないように注意しながら、手で優しく抑えるように浸透させましょう。特に、皮膚が薄い目の周りや、口の周りは乾燥しやすい部分なので要注意。ピアノを優しくタッチするように、ポンポンポンと塗布しましょう。

また、感染対策に欠かせないマスクも、乾燥や肌荒れの原因に繋がります。着脱時の摩擦による刺激や、マスク内の温度や湿度の変化で、赤みやかぶれを起こしたり、ニキビなど肌トラブルの原因に…。マスク内の汗や湿気はこまめに拭きとる、肌に負担の少ない天然素材のマスクを選ぶなど、マスクによる肌の乾燥予防も大切です。乾燥が気になるこれからの季節、身体の内側と外側からアプローチして、潤いのある健康的な素肌を保ちましょう!

【参考URL】
<富士フィルム(株)Beauty&Healthcare Online>
https://h-jp.fujifilm.com/contents/lunamer/lunapla/luna10.html
<済生会>
https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/autumn_dry_skin/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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