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メンテナンス

股関節をほぐして、冷えづらい身体に!

2023.2.10

股関節の働きについて

最近、ダイエットや美容、健康な身体づくりの重要なパーツとして、「股関節」が注目されているのをご存じでしょうか? 股関節とは、胴体と両足をつなぐ、身体の中でもっとも大きな関節の一つです。周辺の筋肉と連動して、上半身を支えたり、屈曲させたり、脚を前後左右に動かしたり、立つ、歩く、走る、座るといったあらゆる動作をサポートしています。

股関節は、主に「大腿骨(だいたいこつ)」と呼ばれる腿の骨と、「骨盤(こつばん)」から構成されています。大腿骨の先端が「骨頭(こっとう)」と呼ばれる球状になっており、ソケットのように骨盤にはまり、周辺の筋肉と協調することによって、いろいろな方向へ動かすことができるようになっています。そのため、股関節周りの筋肉が硬くなってしまうと、身体にさまざまな不調が現れてしまいます。

股関節をほぐすメリットとは…

股関節が硬くなってしまう理由として、普段から姿勢が悪かったり、座っている時間が長すぎるなどが大きな原因と考えられています。股関節周りの筋肉が硬くなってしまうと、血行が滞ってしまい、老廃物が上手く排出されなくなって、冷えやむくみの原因につながります。代謝も悪くなるため、太りやすい体質になってしまいます。

また、股関節が硬くなると、正しい姿勢も保てなくなります。骨盤が前傾や後傾に傾いてしまうことで、ぽっこりお腹や下半身太りの原因に繋がり、背中が猫背になってしまうことで、肩こりや腰痛を引き起こしてしまいます。美しく健康な身体を維持するために、毎日の生活習慣に、股関節のストレッチをとり入れるのがおすすめです。股関節周りの柔軟性を高めることにより、冷えやむくみの改善、肩こりや腰痛の改善、生理痛の改善、姿勢の改善、ダイエット効果など、健康や美容にとって数多くのメリットが得られます。

股関節ストレッチの方法

股関節の柔軟性を高めるには、股関節周りの筋肉をほぐすことが重要です。股関節周りには、「大腿直筋(だいたいちょっきん)」「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」「大殿筋(だいでんきん)」などがあります。これらの筋肉の収縮が低下してしまうと、股関節周りも硬くなってしまいます。自宅で簡単に行える、股関節周りのストレッチ方法を3つご紹介します。

※股関節の可動域には、個人差があります。無理はせず、痛みを感じたらすぐにストレッチを止めてください。

 

【横になった姿勢でのストレッチ】
① 頭の先からつま先まで真っ直ぐになるように、仰向けに横になる
② 仰向けの状態で、右膝を両手で抱える
③ 抱えた右膝を胸の方へグッと引き寄せ、しばらくの間キープする
④ 左足も同じように繰り返す

【椅子に座った姿勢でのストレッチ】
① 背筋を伸ばし、椅子に浅く腰をかける
② 椅子にかけたまま、左腿の上に床と並行になるように右足を乗せる
③ 右足を左腿に乗せたまま、背筋を伸ばし前方へ身体を倒す
④ お尻が伸びている感覚を意識しながら、しばらくの間キープする
⑤ 左足も同じように繰り返す

【立った姿勢でのストレッチ】
① 右手で椅子の背もたれをつかんで立つ
② 真っ直ぐな姿勢で立ち、身体の力を抜いて、左足を前後に振り子のようなイメージで10回程度振る
③ そのままの姿勢で、左足を左右に振り子のようなイメージで10回程度振る
④ 右足も同じように繰り返す

 

まだまだ寒さが厳しいこの季節。股関節周りをほぐして血行を促進し、冷えづらい身体を目指しましょう!

 

【参考URL】

<厚生労働省>
https://jsite.mhlw.go.jp/iwate-roudoukyoku/content/contents/0405tentou02.pdf

<レッツリハ!>
https://www.lets-reha.jp/news/2248/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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