会員数250万人のメンタルヘルスケア専門企業が運営する「未病ケアラボ」

メンテナンス

“目と鼻”のセルフケアで花粉症対策!

2023.2.20

花粉シーズンの目のお手入れ

目のかゆみが止まらない、鼻がムズムズする、そろそろ花粉症の症状が出始めているという方も多いのではないでしょうか? 本格的な花粉シーズンを乗り切るためにも、花粉が飛び始めるこの時期からのセルフケアが大切です!

まず、習慣にしたいのが目のセルフケア。外出先から帰ったら、必ず目についた花粉やホコリを洗い流すようにしましょう。目を洗う際は、水道水ではなく、防腐剤が入っていない市販の人工涙液や、ホウ酸水を点眼するのがおすすめです。水道水で目を洗うと、涙の状態が不安定になり、ドライアイを引き起こしやすくなってしまいます。

また、花粉症の時期は目の炎症が起こりやすく、目にも負担がかかっている可能性が大。普段より目を休める意識を持つようにしましょう。パソコンを長時間作業しないことも、目を労わることに繋がります。1時間作業したら、10分~15分程度目を休めるように心掛けてください。TVやスマホの画面を長時間にわたり見続けるのも要注意です。

コンタクトレンズを使用している方は、この時期だけ眼鏡に変えることも、目のケアに効果があります。目には、ゴミや花粉が入った際、涙によって洗い流す洗浄作用がありますが、コンタクトレンズを着用してしまうと、洗浄作用が上手く行えず、ゴミや花粉が目に溜まったままになってしまうことも…。眼鏡を使用することで、目を花粉から守ることもできるので、花粉対策としても眼鏡はおすすめです。

鼻うがいの際のポイントとは

鼻のセルフケアとしておすすめなのが「鼻うがい」です。試してみたいと思いつつ、なかなか勇気が出ないという方も多いのではないでしょうか? 鼻の中に入ってしまった花粉やホコリを取り除くのに、鼻うがいは効果的です。ただし、目のケア同様、塩素を含む水道水で洗ってしまうと、鼻の粘膜を傷つけてしまいます。鼻を洗う際は、細胞液や体液に近い生理食塩水(濃度:0.9%)を使うようにしましょう。

鼻うがいの際に気を付けたいのが、生理食塩水の温度。人肌程度(約38度)が目安です。温度が低いと痛みを感じ、温度が高いと火傷のリスクがあります。また、生理食塩水の勢いも要注意です。強すぎると鼻の粘膜を痛めてしまい、弱すぎると洗浄効果が期待できません。無理のない範囲で、自分に合った勢いを見つけてください。

鼻うがいの際、声を出しながら洗うことで、生理食塩水が気管に入ってむせたり、中耳炎になることを防ぐことができるので、「あー」と声を出しながら洗浄するのがおすすめです。

洗面器スチームでリフレッシュ!

花粉による鼻のつまりや喉の痛みを解消するのにおすすめなのが、洗面器を使ったフェーシャルスチーム。洗面器に熱いお湯を入れ、アロマオイルやハーブを入れます。蒸気を逃さないように、バスタオルなど大きめのタオルを頭からかぶって、蒸気を顔全体に当てます。

アロマオイルやハーブの成分が、鼻や喉から体内に入り、鼻づまりや喉の痛みなどを和らげる効果があります。毛穴を開く効果や保湿効果もあるため、肌の乾燥やニキビ改善など、スキンケアにもおすすめです。

ただし、洗面器に顔を近づけすぎると、肌を刺激したり火傷の恐れもあるので、水面から40センチぐらいは離れ、必ず目を閉じて行ってください。敏感肌の人は、長時間行わないようにしましょう。また、咳が出たり、気分が優れない場合は、すぐに止めるようにしてください。

花粉が飛び始めるこの季節、毎日のセルフケアで予防と対策を行いながら、洗面器スチームで鼻のつまりや喉の痛み、沈みがちになりやすい気持ちをリフレッシュしてみては如何でしょうか。

 

【参考URL】
<NHK健康CH>
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1363.html
<~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/ookubo.html
<的確な花粉症の治療のために 厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

廣田 美千代さんの記事一覧

  • f
  • LINE