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梅雨時に起こりやすい頭痛を和らげる方法

2023.6.9

梅雨に頭痛が起きやすい理由

毎年、梅雨の時期になると頭痛に悩まされるという方、多いのではないでしょうか? 梅雨時の頭痛は、最近よく耳にするようになった「気象病」の症状かもしれません。

「気象病」は、自律神経の失調と大きな関係があり、気温や気圧、湿度など天候の変化によって起こると考えられています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、2種類によって体調のバランスをとっているのですが、自律神経は気温や気圧の影響を受けやすく、急激な気圧の変化に過剰に反応して、体調を崩してしまうのです。

頭痛と一言で言っても、その原因や症状はさまざま。代表的な頭痛として知られているのが、片頭痛(へんずつう)です。梅雨時に、こめかみ付近がズキズキと疼くような頭痛が起こりやすくなるのは、低気圧になると通常よりも身体に気圧がかからなくなるため、血管が膨張し、膨らんだ血管が神経に作用して痛みとして現れると考えられています。

頭痛以外の気象病の症状とは

気象病は、気温や気圧、湿度など天候の変化が原因で起こる身体の不調の総称です。頭痛以外の症状には、耳鳴りやめまい、肩コリや腰痛、腹痛や下痢、関節痛や神経痛、倦怠感や気分の落ち込み、イライラなど、さまざまな症状があります。

一般的に男性と女性を比較すると、気象病は女性の方が起こしやすいと考えられています。その理由は、女性は月経などにより、男性よりもホルモンバランスの変化が多いため、自律神経が活発に動いているからです。急激な気圧の変化により、自律神経の働きがさらに増してしまい、体調を崩しやすくなってしまうのです。

気象病頭痛を和らげる方法

気象病頭痛を和らげるには、規則正しい生活、適度な運動、ストレスの少ない生活、バランスの取れた食事、質の良い睡眠など、日々の生活を見直して自律神経のバランスを整えることが重要です。生活習慣を改善することで、身体のリズムが整い、自律神経のバランスも改善されることにつながります。

また、低気圧による体調不良は、耳の奥にある「内耳」が大きく関係していると言われています。耳の周囲の血流を良くすることで、頭痛など低気圧による体調不調の改善が期待できます。耳の血流を良くするマッサージをご紹介します。下記のステップを3回程度、繰り返してください。ただし、強く引っ張りすぎるのはNGです。

【耳の血行促進マッサージ】
① 両手の親指と人差し指で、左右の耳たぶをつかみます
② 左右の耳たぶを横に軽く引っ張り、10秒ぐらいキープしたら離します
③ 左右の耳たぶを軽く引っ張りながら、円を描くように回す
※体調が優れない場合は、すぐにマッサージをやめてください

気象病は、まだ解明されていないことが多く、頭痛の症状も人それぞれです。頭痛が長く続く場合は、無理をせずに医療機関に相談をするようにしましょう。

【参考URL】
<茨城産業保健総合支援センター>
https://ibarakis.johas.go.jp/archives/12659
<奈良県医師会>
https://nara.med.or.jp/for_residents/6421/
<NHK首都圏ナビ>
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220609a.html
<スマート脳ドック>
https://smartdock.jp/contents/symptoms/sy005/
<頭痛―る>
https://zutool.jp/column/basic/post-16174

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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