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「サ活」とは、サウナを楽しむ活動のこと。「サウナ―」という言葉が誕生したり、書籍や映画の題材として取り上げられるほど、ここ数年、サウナがブームになっています。「サウナ=年配の男性」というイメージは、もう昔の話。近年は、年齢や性別関係なく、幅広い層の方にサウナが親しまれています。

サウナで「ととのう」という言葉を、よく耳にすると思います。「ととのう」とは、サウナに入った後、水風呂や水シャワーを浴び、その後、外気浴をすることで得られる快感のこと。この快感は、急激な温度変化によって起きる、交感神経と副交感神経の働きが関係しています。

サウナに入ると、最初は、副交感神経が優位になり、血管が拡張し、皮膚周辺に血液が集まります。その後、徐々に身体を興奮させる交感神経が優位になります。水風呂や水シャワーでも交感神経が優位になり、血液が身体の中心に集まります。外気浴で、リラックスすることにより副交感神経が優位になって、再び皮膚周辺に血液が集まります。「ととのう」の正体は、サウナで温まることで自律神経が働き、血流が促進され得られる快感のことなのです。

サウナで快感を得られるのは分かったけど、サウナは健康に良いの？ と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。サウナに入ることによる代表的なメリットとデメリットをご紹介します。

【メリット】
① 自律神経のバランスを整える効果
サウナを習慣的に利用することで、自律神経のバランスが整い、自律神経の不調が緩和される効果が期待できます。
② 血行促進効果
サウナで体温が上昇すると、血管が拡張し、血行が促進されます。血行が良くなることで、身体の隅々まで酸素や酸素が行きわたる効果が期待できます。
③ 美肌＆美髪効果
サウナで快感を得ることで、美肌や美髪の大敵であるストレスを解消。また、血流が良くなることで、肌のターンオーバーも整って、美肌や美髪効果が期待できます。

【デメリット】
① 脱水症状を引き起こすリスク
サウナに入ることにより、大量の汗をかくため水分不足になり、脱水症状を引き起こす恐れがあります。
② ヒートショックを引き起こすリスク
サウナの後に水風呂に入るなど、急激な温度差に身体が対応しきれず、心臓や血管に負担がかかってしまう恐れがあります。
③ 疲労感を与えてしまうリスク
サウナに入ると心拍数が上がり、軽い運動をしているような状態に。そのため、サウナを長時間利用すると身体に疲労感を与えてしまう恐れがあります。

サウナに入る際は、無理は禁物です。健康的にサウナを利用するために、注意すべき点をいくつかご紹介します。

・体調が優れない時は入らない
サウナは、軽い運動をしているような疲労感があります。元気な時でも疲れやすいので、体調が優れない時は、サウナは控えるようにしましょう。

・たっぷりと水分補給を行う
サウナでは大量の汗をかくため、脱水症状を起こす危険があります。サウナに入る前、休憩中、利用後は、たっぷりと水分補給を行うようにしましょう。

・飲酒後のサウナはNG！
お酒を飲んだ状態でサウナに入るのは大変危険な行為。お酒には利尿作用があり、アルコールを分解する際に、体内の水分を消費します。お酒を飲んだ後、サウナで発汗し、身体の水分を出してしまったら、脱水症状を起こす危険が高まります。

・長時間入りすぎない
我慢をしてサウナに長時間入ってしまうと、脱水症状や熱中症の原因に繋がります。自分の身体と相談しながら、無理をしない範囲で入るようにしましょう。

サウナは、自分の身体と相談しながら上手に利用することで、健康や美容、心にも良い効果をもたらしてくれます。自分に合ったサウナ浴法を見つけて、無理のない「サ活」を楽しんでください。

【参考URL】
＜大正健康ナビ　大正製薬株式会社＞
https://www.taisho-kenko.com/column/88/
＜サワイ健康推進課　沢井製薬株式会社＞
https://kenko.sawai.co.jp/healthy/202307.html
＜セゾンのくらし大研究　株式会社クレディセゾン＞
https://life.saisoncard.co.jp/health/longevity/post/c355/
＜読むらじる　NHK＞
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/ken20231012.html
＜idetox 株式会社MY WAY SMART＞
https://idetox.jp/blogs/column/sauna-3-pros-cons