
メンテナンス
ひどい手荒れは、生活習慣の見直しが大事!
2025.2.20
手荒れの種類&原因とは…
空気が冷たいこの季節。手や指が乾燥して、ガサガサが気になる、ひび割れが出来て痛いなど、手荒れに悩んでいる方も多いはず…。手荒れのケアを行わず、そのまま放置してしまうと、どんどん悪化してしまう恐れがあるので要注意です。
そもそも、手荒れとは、手や指が乾燥することによって、カサつきや赤みを伴っている状態のこと。皮膚のバリア機能が低下している際に発生しやすく、空気が乾燥する秋冬に起きやすい症状です。ただ、一言に手荒れと言っても、進行具合によって現れる症状が異なります。
初期段階では、乾燥した肌に亀裂が起こる「ひび」、さらに悪化すると亀裂が深くなり、痛みや出血を伴うことがある「あかぎれ」に進行します。また、手や指に炎症やかゆみが起こり、湿疹が現れる「手湿疹」も、近年急増しています。手湿疹の主な原因には、「慢性刺激性皮膚炎」「アレルギー性皮膚炎」「接触皮膚炎」「アトピー型皮膚炎」などが挙げられます。

手荒れを起こす生活習慣
手荒れの原因は、外的要因が大きく関係しているため、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。特に、手洗い習慣の見直しは肝心。寒い季節は、お湯で手を洗うことが多くなりますが、熱いお湯は皮脂を奪い過ぎるため、手肌が乾燥する原因に…。手洗い時の水温は、人肌程度のぬるめのお湯(33度~35度ぐらい)を使うのがおすすめです。
また、手を洗う際は、石鹸の泡で包みこむように、優しく洗うようにしましょう。ゴシゴシと強く洗うのはNG!強く洗いすぎてしまうと、摩擦で皮膚を傷つけてしまうため、手荒れの原因に繋がります。
手荒れの症状がある際は、洗浄効果が高い洗剤は、皮脂や潤いを奪いすぎてしまう可能性があるため、低刺激タイプの石鹸やハンドソープに切り替えるのがおすすめです。手を洗った後は、清潔なタオルやハンカチで、手の水分をしっかりとふき取ることが大切。手洗い後は、丁寧に保湿ケアを行うようにしましょう。

手荒れを改善するハンドケア法
手荒れを改善するには、ハンドクリームなどを使用して、こまめにハンドケアを行うことも大切です。ハンドクリームの効果を最大限に活かすには、塗る量や塗り方、塗るタイミングが重要。1回に使用する量は、人差し指の指先から第一関節までを目安にするのがおすすめです。手荒れがひどい場合は、第二関節までを目安にしてください。ハンドクリームを塗る量が少ないと、指先まで成分が行きわたらず、せっかくハンドケアを行っても効果が出にくくなってしまいます。
ハンドクリームを塗る際は、肌に馴染ませるようにマッサージしながら塗ると効果的です。
まずは、手の甲に適量を取り、両手の甲をすり合わせながら広げていきます。片方の掌を、反対の手の甲の上に重ね、親指から小指へ向かって1本ずつ丁寧にマッサージをするように馴染ませていきます。片手が終わったら、反対の手も行います。強く揉みすぎず、気持ち良いと感じる強さでマッサージするようにしましょう。
ハンドクリームは、手洗い後に毎回塗るのがおすすめですが、なかなか難しいもの…。仕事や家事の合間など、乾燥が気になるタイミングで、出来る限りこまめに塗るように心掛けてください。就寝前は、一日働いた手にご褒美をあげるように、たっぷりとクリームを塗り、丁寧にマッサージを行いましょう。
春が近づいていますが、もうしばらく手荒れが起こりやすい季節が続きます。生活習慣を見直しても、なかなか手荒れが改善しない場合は、専門医に相談するようにしてください。特に、強いかゆみ、水膨れ、皮膚のめくれなどがある際は、早めに医療機関を受診してください。
【参考URL】
<日比谷ヒフ科クリニック>
https://www.hibiya-skin.com/column/202008_01.html
<さくら皮フ科クリニック>
https://sakurahifu.com/m-info/2586.html
<株式会社富士薬品 >
https://www.fujiyaku-direct.com/health_information/article/083main
<肌育研究所 ユースキン製薬株式会社>
https://www.yuskin.co.jp/hadaiku/detail.html?pdid=56#i
<ケラチナミンコーワ 興和株式会社>
https://hc.kowa.co.jp/keratinamin/skin-problems-lab/te-kanso/
