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毎日の食事で行う花粉症対策!

2024.3.8

花粉症対策に効果的な食事とは

この季節、多くの方が悩まされている花粉症。外出時にはマスクや眼鏡、帽子などを着用し、外出先から帰宅したら、玄関前で衣類についた花粉を落とす、手洗いやうがいを徹底するなど、さまざまな花粉症対策を行われていると思います。そこで、今回は食事で行う花粉症対策について、ご紹介させていただきます。

花粉症に負けない身体をつくるためには、まずはバランスの良い食事を心掛けることが大切です。偏った食生活を送ってしまうと、自律神経が乱れ、免疫機能が低下してしまうおそれがあります。毎日の食卓に、主食、主菜、副菜、汁物を並べるように意識するだけでも、食生活が改善されるはずです。

花粉症対策におすすめの食べ物

バランスの良い食事を心掛けたうえで、花粉症対策に効果が期待できると言われているのが、「乳酸菌」、「ビタミンD」、「食物繊維」です。それぞれの働きについて、ご紹介します。

乳酸菌は、腸内環境を整えて、免疫力を高める効果が期待できます。免疫力が高まることで、花粉症の予防&対策に繋がります。200種類以上もあると言われる乳酸菌ですが、代表的なものとして、テレビCMなどでもよく耳にする「R-1乳酸菌」、「乳酸菌シロタ株」、「プラズマ乳酸菌」などが挙げられます。

免疫機能を高める効果があると言われているのが、ビタミンDです。花粉症だけでなく、風邪やインフルエンザなど、さまざまな病気の予防&対策としても、積極的にビタミンDを摂り入れるのがおすすめです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つに分けられる食物繊維。水溶性食物繊維には、腸内にある善玉菌のエサになって、腸内環境を整える働きがあると言われています。腸内環境が整うことで免疫力がアップして、花粉症の予防&対策に効果が期待できます。水溶性食物繊維を多く含む代表的な食材は、ワカメやひじきなどの海藻類、芋類などが挙げられます。

気をつけたい食べ物とは

花粉症を悪化させてしまう可能性や、別のアレルギーを引き起こしてしまうおそれがあるため、気をつけたい食材もあります。例えば、スナック菓子や菓子パンなど、トランス脂肪酸を含む食品は、食べ過ぎるとアレルギー疾患になりやすいと言われています。食品を購入する際は、成分表示を見るように心掛けるのが大切。ショートニング、マーガリン、ファットスプレッド、食用植物油、加工油脂などにはトランス脂肪酸が多く含まれるので、注意するようにしましょう。

また、スギ花粉症の方は、トマトを食べると、唇が腫れる、喉がイガイガする、口内がかゆくなるなどのアレルギー症状が出る場合があります。スギの花粉症の方は、トマトは要注意! カモガヤやハルガヤなどのイネ科植物による花粉症の方は、メロンやスイカで口腔アレルギー症候群を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。その他にも、香辛料などをふんだんに使った刺激物は、鼻の粘膜にある毛細血管を刺激して花粉症を悪化させてしまう可能性があるので、食べ過ぎには注意しましょう。

毎日の食事を気にすることで、花粉症の症状緩和に繋がる可能性がありますが、食事による花粉症の予防&対策は、免疫力を整えてアレルギーが起こりにくい身体を目指すものです。現在、花粉症の治療は、薬によって症状を抑える方法が基本です。症状がひどい場合は、早めにクリニックを受診して治療を受けるようにしてください。

【参考URL】
<ALLER-LAB 大正製薬株式会社>
https://brand.taisho.co.jp/allerlab/kafun/030/
<TANITA 株式会社タニタ>
https://www.tanita.co.jp/magazine/column/9963/
<セゾンのくらし大研究 株式会社クレディセゾン>
https://life.saisoncard.co.jp/health/post/c346/
<dマーケット 株式会社NTTドコモ>
https://dmarket.docomo.ne.jp/trend/useful/108385/index.html#2

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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