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栄養バランスの良い食事って、どんな食事?
2024.6.20
栄養バランスの良い食事って?
湿気が多く、ジメジメとして体調を崩しやすい梅雨の時期。体調管理のために、“栄養バランスの良い食事”が大切だとは分かっていても、実際に食卓に並べるとなると「栄養バランスの良い食事って何だろう?」と悩まれてしまう方、多いのではないでしょうか?
“栄養バランスの良い食事”とは、タンパク質や脂質、炭水化物やビタミン、ミネラルなど、必要な量を摂取できている食事のこと。ただ、一概に“栄養バランスの良い食事”といっても、年齢や生活スタイルによって理想的な栄養バランスは異なります。
厚生労働省は、国民の健康の維持や増進、エネルギーや栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として、「日本人の食事摂取基準」を設け、健康な個人または集団を対象として、各栄養素やエネルギーの摂取量の基準を示しています。この基準を満たした食事が、現在の日本人の“栄養バランスの良い食事”の目安となっているのです。
食事バランスガイドで適正な食事量をチェック!
自分にとって“栄養バランスの良い食事”を知るには、厚生労働省と農林水産省が定めた「食事バランスガイド」を参考にするのがおすすめです。1日に摂取するべき食品のおおよその量を示してくれているので活用してみてください。
“栄養バランスの良い食事”を目指す際のポイントは、主食・主菜・副菜を意識すること。主食は、ご飯やパン、麺類など、主にエネルギー源となる料理。主菜は、肉や魚、卵や大豆製品など、主にタンパク質を多く含む料理。副菜は、野菜やキノコ、海藻など、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む料理です。主食、主菜、副菜を揃える意識を持つだけでも、栄養バランスの取れた食事に近づいていきます。汁物を追加して、主食、主菜、副菜で不足している栄養素を補う意識を持つことで、さらに栄養バランスが取りやすくなります。
また、自分の“食事の癖”を把握することも大切です。例えば、ご飯やパンなど炭水化物の摂取が多い。好き嫌いが多く、主菜が肉類に偏っている。野菜類の摂取が少ないなど、自分の“食事の癖”を見つけ、改善することによって、栄養バランスが整いやすくなります。
毎日の食卓で実践するコツ!
“栄養バランスの良い食事”を毎日実践するには、1食にこだわりすぎないことが大切です。例えば、朝食でミネラルが不足していたら、昼食や夕食で補うなど、1日のトータルで栄養バランスを考えるようにしましょう。1日で調整しきれない場合は、3日~1週間を目安にして、不足している栄養素を補い、取り過ぎている栄養素を調整するのが、バランスの良い食生活のコツです。
また、毎日継続するとなると、家系やライフスタイルとのバランスも重要になってきます。「野菜不足が気になるけれど、高くて買うのを躊躇してしまう…」「仕事が忙しくて、夕食を作って食べると夜遅くになってしまう…」などなど、さまざまな事情があると思います。生の野菜が高い時は、冷凍野菜を活用する、時間のある時に作り置きを保存しておくなど、生活リズムやライフスタイルに合わせて、自分流のアイデアを見つけることも大切です。
体調を崩しやすい梅雨の季節を健康に乗り切るためにも、毎日の食生活を見直して、“栄養バランスの良い食事”を心掛けてみてください。
【参考URL】
<厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
<食事バランスガイド 農林水産省>
https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
<農林水産省 消費・安全局 消費者行政・飼育課>
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wakaisedai/attach/pdf/balance-8.pdf
<かんたん、わかる!プロテインの教科書 森永製菓(株)>
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=52&category=muscle
<ストーリー 味の素(株)>
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/nutrition/myhealth/nutrition/balance/
<明治の食育 (株)明治>
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/exp/diagnosis/balance/
<ニチレイフーズダイレクト (株)ニチレイ>
https://wellness.nichirei.co.jp/contents/detail/5