会員数250万人のメンタルヘルスケア専門企業が運営する「未病ケアラボ」

メンテナンス

梅雨時の不調、自宅ケアで予防&改善!

2025.6.10

梅雨に不調が起こりやすい理由は?

梅雨時になると、頭が重い、身体がだるい、むくみやすい、関節が痛いなど、身体の不調を感じることはありませんか? これらの症状は、梅雨時の気圧変化、気温、湿度と大きな関係があります。私たちの身体は、交感神経と副交感神経がバランス良く働くことで、健康な状態を保っていますが、低気圧や前線の影響により気圧が激しく変動すると、自律神経のバランスが乱れ、身体にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。

近年、よく耳にする「気象病」も、梅雨時に現れやすい症状のひとつです。「気象病」とは、気圧の急激な変化によって、自律神経のバランスが乱れることで、耳鳴りやめまい、肩コリや腰痛、腹痛や下痢、関節痛や神経痛、倦怠感や気分の落ち込み、イライラなどの症状が現れる状態のこと。

身体に及ぼす影響とは…

「気象病」の他にも、梅雨は湿気が多くなることで、汗が蒸発しにくくなり、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなります。身体のだるさを感じたり、手足がむくみやすくなるのは、このためです。

高湿度の環境は、カビやダニが繁殖しやすく、アレルギーや喘息の症状を悪化させて、鼻水、くしゃみ、喉の痛み、咳などの症状を起こしてしまうことも…。除湿器やエアコンの除湿機能、空気清浄機などを活用し、換気を行って、カビやダニの繁殖を防ぐように心掛けましょう。

また、気圧の変化によって、交感神経が優位になり、睡眠不足になりやすくなります。十分な睡眠がとれないことで、集中力の低下や気持ちが不安定になってしまうことも。梅雨時は、身体の不調だけでなく、心にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

自宅で行える対策法とは?

1:朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
太陽の光を浴びることで、「体内時計」がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されて、やる気もアップ!

2:朝食をしっかりと食べる
朝からしっかりと朝食を摂ることで、身体のスイッチが入り、生活リズムや自律神経が整いやすくなります。新陳代謝やホルモンの分泌の活性化にも効果的です。

3:室内の湿度管理を行う
除湿器やエアコンの除湿機能などを活用し、室内の湿度を40~60%に保つように心掛けましょう。湿度が60%を超えてしまうと、細菌やカビが繁殖しやすくなるので要注意です。

4:入浴時はバスタブに浸かる
38度~40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと入浴することで、副交感神経が優位になり、リラックスモードへ。質の良い睡眠にも繋がります。

5:適度な運動を行う
適度な運動を行うことで、自律神経のバランスが整いやすくなります。ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど、じんわりと汗をかく程度の運動がおすすめです。

身体に不調が起こりやすい、梅雨の時期。毎日の自宅ケアで心身ともにリフレッシュさせて、ジメジメとした季節を元気に乗り切りましょう!

【参考URL】
<茨城産業保健総合支援センター>
https://ibarakis.johas.go.jp/archives/12659
<あい鍼灸院・接骨院>
https://www.ai-medical.co.jp/store/ai-media/health/8186
<健康コラム 大樹生命保険株式会社>
https://www.taiju-life.co.jp/joyful/health/073/index.htm
<大正健康ナビ 大正製薬株式会社>
https://www.taisho-kenko.com/column/47/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

廣田 美千代さんの記事一覧

  • f
  • LINE