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メンテナンス

健康な毎日のために、血管老化を予防!

2025.10.10

血管の老化とは?

鏡を見て、「肌が老化したなぁ」と感じたことのある方、多いのではないでしょうか? 目に見える「肌の老化」は気がつきますが、目に見えない「血管の老化」を感じる方は少ないはず…。「人は血管とともに老いる」とも言われ、肌と同じように、加齢とともに血管も老化します。

近年では、欧米型の食事や運動不足など、不健康な生活習慣によって、血管の老化スピードが速くなり、実年齢以上に血管の老化を加速させて、「動脈硬化」を招いてしまうケースが増えています。

「動脈硬化」とは、血管の壁が厚くなったり硬くなってしまった状態のこと。正常な血管は柔らかく弾力性がありますが、「動脈硬化」を起こした血管は、弾力性を失い、古いゴムホースのように硬くなってしまいます。「動脈硬化」が進行すると、血管が詰まったり、破れたりしてしまい、「脳卒中」や「心筋梗塞」など、私たちの生活を脅かす大きな病気へとつながります。

血管を健康に保つには!?

若々しい血管を保つには、毎日の生活習慣が大切。特に、食事は重要です。塩分、糖分、脂質の多い食事は要注意! 栄養バランスの取れた食生活を心掛けましょう。塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなり、これを薄めようと、血管中に水分をとりこむことで循環する血液量が増加してしまいます。その結果、高血圧になり、血管への負担が増えてしまうことに…。糖分と脂質を摂りすぎてしまうと、血液の粘度が高くなってしまいます。血液の粘度が高くなると、血管の内皮細胞が傷つき、血管に負担がかかりやすくなります。

喫煙やストレスの多い生活も、血管老化を進行させてしまいます。喫煙により、血管が収縮することで、血圧の上昇や「動脈硬化」へとつながります。また、過度なストレスで交感神経が過剰に刺激されてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまい、血圧の上昇や血液循環の悪化を招いてしまいます。運動不足も血管の老化が進む原因になるので、適度な運動を心掛けるようにしましょう。

血管年齢を下げる食事法

血管年齢を下げるには、まずは、減塩を意識した食事を心掛けましょう。塩分摂取量を減らした特別な料理というと難しく感じるかもしれませんが、例えば、醤油や味噌を減塩タイプの物に変更したり、市販のドレッシングを使わずに、お酢やレモン汁などを調味料として活用するなど、手軽に行えることからチャレンジするのがおすすめ。ラーメンや麺類を食べる際は、汁を飲み干さない、食事は腹八分目を意識するなども大事な心掛けです。

また、納豆や豆腐などの大豆製品、カボチャ、ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、芋類など、カリウムを多く含む食材には、塩分を排出する働きがあるので減塩サポートに最適です。その他にも、タンパク質は血管を強く若返らせるために欠かせない栄養素。マグロ、鰹、サバ、鶏のむね肉、ささみなど、タンパク質が豊富に含まれる食材を積極的に摂るようにしてください。血管の老化は、毎日の生活の見直しによって改善することが期待できます。食生活、運動、禁煙、ストレスの軽減などに取り組んで、健康な血管づくりを目指しましょう!

【参考URL】
<全国健康保険協会>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h30/300401001/
<厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001117294.pdf
<公益財団法人 健康・体力づくり事業財団>
https://www.health-net.or.jp/syuppan/leaflet/pdf/kekkan_wakagaeru.pdf
<サワイ健康推進課 沢井製薬株式会社>
https://kenko.sawai.co.jp/healthy/201702.html
<朝日生命ネットほけん 朝日生命保険相互会社>
https://www.asahi-life.co.jp/nethoken/howto/other/foods_lower_blood_vessel_age.html
<Kracie クラシエ株式会社>
https://www.kracie.co.jp/privacy/

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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