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メンテナンス

基礎体温を上げて免疫力をアップ!

2025.10.20

体温と免疫力の関係

皆さんは、ご自身の平熱をご存じですか? 一般的に健康的な人の平熱は、36.5度~37.1度と言われていますが、近年、平熱が36度以下の「低体温」と呼ばれる人が増えているそうです。体温と免疫機能には密接な関係があり、低体温を放置してしまうと、さまざまな病気に繋がる恐れがあります。

私たちの体内を流れる血液には、身体を構成する約60兆個もの細胞に、栄養や酸素を届け、老廃物を運び出す働きがあります。また、血液中には、免疫機能を持った白血球が存在し、白血球が体内を巡ることで、身体の中に異物がないかチェックしているのです。低体温が身体に悪いと言われる理由は、体温が下がると血流が悪くなってしまい、免疫力が低下して、ウイルスや細菌などの影響を受けやすくなってしまうからです。

低体温になってしまった原因とは!?

低体温の大きな原因は、筋肉量の低下だと考えられています。日本人の体温の平均は、50年前を比べると、0.7度近く下がっているそうです。その理由の一つに、現代のライフスタイルが挙げられます。

例えば、掃除、洗濯、料理など、家事ひとつをとっても、50年前はすべて手作業で行い、日常的な運動量がとても多かったのですが、現代は家電の充実によって、日常生活における運動量が大幅に減少しています。運動量の低下にともない、筋肉量は減少。筋肉量が少なくなることで、体温は下がり、基礎代謝も低下してしまいます。

また、人間関係や家族問題、経済面の問題など、50年前よりもストレスが複雑化していることも、低体温になってしまった原因の一つに考えられます。ストレスによって分泌されるホルモンは、筋肉を分解することによって緩和されるため、ストレスが多いと筋肉が減少し、低体温を招いてしまうのです。

体温を上げる方法について

毎日の生活で行える体温アップの方法をご紹介させていただきます。

① 毎日30分程度歩く
筋肉を維持するために、身体を動かすことが大切です。人間の筋肉の7割は下半身にあるので、歩くことで筋肉の大半を鍛えることが出来ます。30分続けて歩くのが難しい場合は、15分ずつ2回に分けたり、10分を3回に分けるなどして、毎日続けるようにしましょう。

② スクワットを行う
太もも、ふくらはぎ、腰の筋肉を鍛えるのに効果的なスクワット。身体の一番大きな筋肉である太ももを鍛えることで、効率よく筋肉量をアップできます。筋肉量を増やしながら、引き締まった下半身をつくれるので、スタイル維持にもおすすめです。

③ 湯船に入浴する
最近はシャワーで済ませる人も多いようですが、体温アップには、湯船に浸かる入浴が効果的です。湯船に10分程度浸かることで、体温は1度ぐらい上がります。1日1回のバスタブ入浴を習慣化するように心掛けましょう。

④ 腹巻やタイツを活用
これからの季節は身体を冷やさない工夫が大切です。“冷えは万病のもと”、タイツや腹巻などを活用して、特に、下半身を冷やさないように注意しましょう。

⑤ 白湯を飲む
一日を通して、最も体温が低いのが朝です。朝、目覚めに冷たい水を飲むと、体温が下がりすぎてしまうので要注意。朝は、冷たい水は控えて、白湯を飲むようにしましょう。また、就寝前も体温アップにつながるので、白湯を飲むのがおすすめです。

寒さが厳しくなる、これからの季節。基礎体温をアップさせて、風邪やウイルスに負けない、健康的な毎日を過ごしましょう!

【参考URL】
<一般社団法人 日本血液製剤協会>
http://www.ketsukyo.or.jp/blood/blo_01.html
<マイレピ P&Gジャパン合同会社>
https://www.myrepi.com/wellness/women-health/otona-square-100063/
<サワイ健康推進課 沢井製薬株式会社>
https://kenko.sawai.co.jp/healthy/200909-02.html
<健康コラム アスザックフーズ株式会社>
https://asuzacfoods.shop/blog/taion-ageru_column/
<iyomemo 株式会社伊予銀行>
https://www.iyobank.co.jp/sp/iyomemo/entry/20220630.html

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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