メンテナンス
脂肪の種類と身体への影響
2025.1.10
体脂肪とは
いよいよ、2026年がスタートしました! 年末年始に食べ過ぎてしまい、体重が気になるという方も多いのではないでしょうか。ダイエットを成功させる秘訣は、ただ体重を減らすだけでなく、「体脂肪」を意識することが肝心です。「体脂肪」とは、体内に蓄積された脂肪のこと。一般的に「脂肪」と聞くと、マイナスのイメージを持たれがちですが、「体脂肪」は私たちの健康を維持するうえで重要な役割も果たしています。
代表的な役割として挙げられるのが、エネルギーの貯蔵です。食事から摂取したエネルギーは、すぐに使用する分以外、体内に脂肪として蓄えられ、必要に応じてエネルギー源として活用されます。その他にも、体温を一定に保つ保温機能や、内臓や骨を外部の衝撃から守るクッションのような役割も担っています。

中性脂肪と内臓脂肪の違い
「体脂肪」は、「内蔵脂肪」と「皮下脂肪」の2つに分類されます。「内蔵脂肪」は、お腹の内臓まわりについた脂肪のこと。おへその高さを基準に、腹囲やCTスキャンによる面積で測定されます。「内臓脂肪」が蓄積した体型の特徴は、中高年の男性に多くみられる「太鼓腹」体型です。お腹がぽっこりとした形から、「りんご型肥満」とも呼ばれます。「内蔵脂肪」は、食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足、ストレスなどによって溜まりやすく、血圧、血糖値、中性脂肪の値にも異常が出やすくなります。
「皮下脂肪」は、皮膚の下の皮下組織に蓄積する脂肪のこと。外的刺激から身体を守るクッションの役割や、気温の低いところでも体温を維持する働きがあります。「皮下脂肪」は、皮膚と筋肉の間に蓄積し、指でつまむと柔らかくぷよぷよしています。お尻や太ももなどの下半身や、二の腕やお腹まわりなど動かさないところにつきやすいのが特徴。男性よりも、女性に多くみられ、皮下脂肪が多い肥満体型のことを「洋なし型肥満」とも呼ばれています。気が付かない間につきやすく、一度ついてしまうと減らしにくいのも特徴です。

理想的な体脂肪率とは
ダイエット成功のカギが「体脂肪」にあるとはいえ、「体脂肪」を減らし過ぎると健康を害する恐れがあります。15歳以上の男性の場合、体脂肪率が20%を超えたら軽度肥満になり、25%以上は中程度肥満、30%以上は重度肥満になります。一般的な男性の体脂肪率は、10~19%が標準と言われています。
一方、15歳以上の女性の場合は、体脂肪率が30%を超えたら軽度肥満になり、35%以上は中程度肥満、40%以上は重度肥満。一般的な女性の場合は、20~29%が標準と言われています。男性と比べ、女性はもともと脂肪が多く、女性ホルモンの分泌に脂肪は必要不可欠です。「体脂肪」を減らしすぎてしまうと、生理が一時的に止まったり、将来、骨粗鬆症のリスクが高まるなど、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
腹八分目のバランスの良い食事、適度な運動、アルコールの摂り過ぎを控えるなど、まずは毎日の生活習慣を見直して、「体脂肪」を意識した無理のないダイエットで、健康な身体を目指しましょう!
【参考URL】
<ヘルスケアコラム 新日本製薬株式会社>
https://www.shinnihonseiyaku.co.jp/s/column/healthcare/2506-reduce-body-fat/
<SIXPAD 株式会社MTG>
https://www.mtgec.jp/wellness/sixpad/column/lose-visceral-fat/
<ヘルスケアコンテンツ 大正製薬株式会社>
https://brand.taisho.co.jp/contents/alli/005/
<カラダのお悩みコラム クラシエ株式会社>
https://www.kracie.co.jp/ph/coccoapo/magazine/16.html







