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メンタルケア

自己肯定力UPでストレスに強くなる! 身体からのアプローチ

メンタルカウンセラーに聞いた! こんな気持ち、分かりますか?

2019.10.1

年齢を問わず、多くのストレスを抱えている現代人。職場や家庭、友人やご近所付き合いなど、人間関係においても多くの悩みを抱えています。そこで、未病サイト編集部が、トラウマケア「こころのえ相談室」を開業されているメンタルカウンセラーの井上陽平先生に、日々の暮らしの中で気になるアノコト、コノコトについて伺います!

Q:ストレスを受けづらくなる方法ってありますか?

A:1つ目に最も重要な事は、疲労を蓄積させて、「過緊張状態で過ごさない」ということです。

通常は、人は生活の中で、緊張とリラックスの間を行き来しています。
ずっと緊張、ずっとリラックスした状態でいることは、それぞれ不都合がありそうだと想像がつくと思います。ですが、常に緊張しているという状態という人が結構いらっしゃいます。いつも仕事のことで気が張った状態で臨戦態勢であったり、自己を傷つける人がいないかと周囲を警戒している状態である場合もあります。

緊張とリラックスとのバランスを保つことを、どのような場面においても、意識的に円滑に行えるようになる事ができるようになると、ストレスに強くなると言えるでしょう。今、自分は緊張していないか、リラックスしているかな、と意識して確認することを習慣づけにするようにしましょう。

2つ目に重要なことは、自分は大丈夫という自己肯定感や、安全であるという感覚をもつことです。
人は、社会的な生き物であるため、どんな人間関係でも乗り越える、もしくは受け入れなければいけない場合があるでしょう。そのような時に、自分に自信を持てて、安心安全を感じられる人は、いろいろな出来事を乗り越えられるようになります。

Q:安心感を感じていられる状態になる方法や鍛え方は、ありますか?

A:はい、あります。
では、その感覚を身につけるための、身体からのアプローチ(鍛え方)をお教えしましょう。
基本となる鍛え方は、瞑想やヨガ、マインドフルネスを使って、良いイメージや心地良い気持ちの時に、自分の身体と向き合い、張りつめている神経や筋肉を緩める方法です。

① 深く呼吸をするために、楽な姿勢で座ります。

② 4つ数える間、鼻から吸います。

③ 一瞬息を止めて、吐く時には、口から倍の時間をかけて吐き出していきます。

④ 繰り返します。次第に肺や喉元などが緩んでいって、呼吸も深まり、体の隅々まで酸
素を巡らせることができるようになっていきます。

⑤ 身体が緩んだなと感じるくらいまで行います。(10分以上を目安に)

例えば、人との交流の中で、横隔膜から上の部分を緩めることで顔の表情が緩んで穏やかになり、人と話すことも容易になります。また、喉や肺を緩めていくと深く呼吸することができ、身体に酸素を送り込みストレスに強い身体を作ることができます。

これらの方法は、始めのうちは上手くいかないこともありますが、毎日10分、20分でも自分の身体を見ていく習慣がメンタルを鍛えることになりますので、是非試してみてください。

見ただけでは、簡単で単純なことでも、続けることは難しく、続けることで感じるパワフルな効果があります。
ストレスを受けにくくなるために、意識的に緊張とリラックスのバランスを保つことを習慣づけること、自己肯定と安心感の中にいることができるように鍛えること、今回は、この2点をおすすめします。

井上 陽平 氏
カウンセラー トラウマケア専門こころのえ相談室主宰
https://www.kokoro-ashiya.com/

社会人経験を経て、トラウマ臨床に興味を持つ。心理系大学院にて、トラウマを受けた心の世界について研究を行う。心と身体 の健康を高めるカウンセリング活動を行っている。主な技法は、 精神分析的アプローチと身体的アプローチとの融合。

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