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夏バテの原因に繋がる、冷えに要注意!

2022.7.20

夏バテの原因とは…

毎日、暑い日が続いて、「身体がだるい」「疲れやすい」「食欲がない」「眠れない」、こんな症状はありませんか? これらの症状は「夏バテ」と呼ばれる、夏の暑さによる体調不良の可能性が大。

夏バテの原因は、大きく分けて3つ考えられます。一つ目の原因は、温度差による自律神経の乱れ。私たちの身体は、自律神経の働きによって、暑さを感じると汗をかいて、体内の熱を放散しています。しかし、エアコンの効いた室内と外気温との差が激しすぎると、自律神経の働きが低下してしまいます。自律神経の不調は、身体のあちらこちらに悪影響を及ぼすため、体調を崩してしまうのです。

二つ目は、食欲低下による栄養不足と、体内の水分やミネラル不足。暑さで食欲が低下すると、身体に必要な栄養素が摂れなくなってしまいます。また、大量の汗をかくことで、体内の水分やミネラルも失われて、脱水症状を引き起こしてしまうことも…。

三つ目は、熱帯夜による睡眠不足。真夏は、暑さのせいで寝つけなかったり、夜中に何度も目覚めてしまいがち。質の良い十分な睡眠がとれないと、日中の疲労が回復できず、疲れがたまり、夏バテを引き起こしてしまいます。

夏バテと冷えの関係

夏バテを予防するには、バランスの取れた食事、質の良い睡眠、適度な運動、こまめな水分補給など、毎日の生活習慣の見直しが重要です。特に、室内外の温度差による身体の冷やしすぎには、注意をしてください。

身体の冷えが慢性化して、「冷え性」になってしまうと、汗をかきにくくなり、体温調整をしにくい身体になってしまいます。体温調整が上手にできないと、無駄にエネルギーを消耗してしまい、食欲低下や血液循環の滞りが起こります。そのため、身体はさらに冷え、自律神経が乱れて、夏バテが起きるという負のスパイラルに陥ってしまいます。冷えは、夏バテを起こす悪循環を招いてしまうのです。

夏の冷え対策

夏バテ予防のためにも、夏場の冷え対策は必須です。暑さが厳しいこの季節は、タンクトップやキャミソール、短パンやミニスカートなど、肌を露出する服装になってしまいがち…。肌の露出が増えると、身体が冷えてしまう原因に繋がるので要注意です。

冷房が効いている室内では、ストールやカーディガンを羽織ったり、膝にかけたりして身体を冷やさないように気をつけましょう。特に、足先は冷えやすい場所です。足の冷えを感じる際は、ストッキングの上から靴下を重ね履きするなど、身体を冷やさない工夫が大切です。

冬場に重宝する使い捨てカイロも、手軽に身体を温めるのに役に立ちます。オフィスなどで身体の冷えを感じる場合は、血流が悪くなりやすい腰や、肩甲骨と肩甲骨の間などに使い捨てカイロを貼ると、効率的に身体を温めることが出来ます。

また、夏場は入浴をシャワーだけで済ませてしまいがちですが、冷えの予防&改善のためにも、浴槽に浸かることが大切です。38度~40度ぐらいのぬるめのお湯に、ゆっくりと浸かるのがおすすめです。ぬるめのお風呂にゆっくり入ることで、副交感神経が優位になり、手足など末端の血管が拡張して、全身の血流が促進されます。

バスソルトを入れて入浴すると、より効果的です。塩のミネラル成分が身体を包み込んで、お風呂で温まった身体を冷えにくくしてくれます。夏の冷え対策をしっかりと行って、夏バテしにくい身体を目指しましょう!

【参考URL】
<NHK 健康チャンネル>
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1021.html

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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