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メンテナンス

大地の恵み“温泉”で、疲れた身体と心を癒す!

2022.2.10

温泉パワーで未病ケア!

寒さが厳しいこの時期、特に恋しくなる温泉。温泉には、疲労回復効果、リラックス効果、美肌効果、ダイエット効果など、健康や美容に良いさまざまな効果があり、未病ケアの強い味方です。温泉が健康や美容に良い理由には、泉質に含まれる効能成分以外にも、さまざまな理由があります。代表的なものが、温熱効果、水圧効果、浮力効果です。

温熱効果とは、身体が温められることで得られる効果のこと。血行促進、疲労回復、代謝促進などがこれにあたります。37~40度ぐらいのぬるめのお湯は、気持ちを鎮める副交感神経を優位にするため、リラックスして落ち着いた気分に導いてくれます。また、熱いお湯(42度以上)は交感神経を優位にするため、目が覚めて、頭がシャキッとしてクリアな状態へと導きます。血行が良くなることで、美肌効果も期待できます。

水圧効果とは、水圧がかかることで得られる効果のこと。身体に水圧がかかることによって、マッサージを受けているような状態になります。水圧によるポンプアップ効果で、リンパの流れも促進され、むくみやだるさの改善に効果的です。また、お湯に首まで浸かると、体重は約10分の1になり、身体を自由に動かせるようになります。これが、浮力効果です。筋肉の緊張がほぐれ、リラックスした状態へと導いてくれます。

泥湯で肌トラブル&冷え性を改善

数多く存在する温泉の中でも、希少な温泉として人気が高いのが「泥湯」。天然の泥(湯の花)が堆積している「泥湯」は、全国でも数えるほどしか存在しません。保温効果が絶大な「泥湯」は、冷え性改善の他、月経不順や更年期障害など、婦人科系の症状改善に訪れる人が多いことでも知られています。未病ケアに欠かせない血流促進効果が高く、腰痛や肩こり、関節痛などの症状を和らげる鎮痛効果のある温泉と言われています。

また、美肌の湯としても有名。泥が毛穴の奥まで入り、肌の汚れや古い角質を吸着してくれるので、洗顔では落としきれない毛穴の中の汚れを除去。スベスベのなめらかな肌になれる美肌の湯として、女性のみならず男性にもファンが多い温泉です。

温泉の効果的な入浴法

湯あたりやのぼせを防ぎ、温泉の効果・効能を最大限に活かす入用法をご紹介します。

① 入浴前にも水分補給をする
入浴後だけでなく、温泉に入る前には、水分補給を行うことが大切です。入浴中は汗をかくため体内の水分が奪われてしまい、血液がドロドロの状態に。入浴の15分~30分ぐらい前に、しっかりと水分補給を行ってから温泉に入るようにしましょう。

② たっぷりと“かけ湯”を行う
かけ湯は、マナーとして汚れを落とすためだけでなく、身体に温泉の泉質や温度をならす準備運動の役割があります。心臓から遠い足先や手足などから順に、たっぷりとかけ湯を行ってから入浴しましょう。

③ 一度に長湯をしないこと
額がジワッと汗ばんだら、一度温泉から上がり、少し休憩をしてから、また入浴を行う「分割浴」を心掛けましょう。身体への負担が軽減されるだけでなく、身体の深部まで温めることができます。

春の訪れまでもうしばらく…。大地の恵み“温泉”で毎日の疲れを癒しながら、未病ケアをしてみては如何でしょうか。

<参考資料>
http://www.env.go.jp/nature/onsen/point/
https://www.onken.odawara.kanagawa.jp/hotspring/onsen_kouza/20200512-02.html
https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s21_0006.html

廣田 美千代
女性サイトの編集長を経て、フリーランスに。 雑誌やWEB媒体を中心に、美容記事やインタビュー記事を随筆。WEBプロデューサーとしての経験を活かし、 コンテンツの企画・制作や、化粧品会社のWEBコンサルティングなどにも携わる。

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